11月 27

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タガヤっす。

最近、特にヒドい話を耳にするようになりました。

・発注していたシステムが納期に間に合わず、
 リスケしても納品される気配がない。

・納品されたシステムのバグが多すぎて、運用に多大な支障が。

・担当者がコロコロ代わって、仕様を把握してる人が皆無


ボクはずーっとシステム屋さんをしていましたので、
この手の話はシステム投資が増えればよく聞くわけです。そういう意味ではシステム投資が盛んになってきたんだと判断できるわけですが、それでも減らないんですね、アホなシステム屋さんが。

以前からボクが言ってることなのですが、発注者がシステム屋さんを選定する目が必要なのです。これが最大のリスクヘッジになるとボクは考えています。

そしてある悟りの境地に至りました。


システム屋さんは得意分野をアピールします。

オープンソースでシステム開発費用を◯分の1に圧縮します!

とか、

フリーのOS、Linuxで堅牢で軽快なサーバを構築しませんか?

とかなるわけです。#書いててかなり昔の話に感じます・・・10年前だw

15年ほどシステム屋さんを見てきて思ったのは、

低コストで高クオリティとか言ってるトコにロクなシステム屋さんは居ません。

技術力が高いとか、低コストとか、ちゃんと比較してますか?という話にならないとダメです。ドコとどんな風に比べて技術力が高いと言っているのですか?と。

ボクが考える技術力の高さとは、

・手が早く、間違いが少ないこと
・よりシンプルなコードが書けること
・守備範囲がサーバからデータベース、
 ネットワークまで網羅していること


・上記の状態を10以上の言語で実現可能
 であること


最後が特に重要で、要望に合わせてベストな選択ができるように、色んな言語を習得している必要があると思っています。あ、ひとつのプロジェクトで複数言語を取り入れるってわけじゃないですよ?

これでほとんどの詐欺師やアホなシステム屋は駆逐できます。



最近、iPhoneアプリを中学生が作ったとか、高校生のハッカーがとか、そんなニュースが出るたびに天才扱いされているのを目にしますが、それは単純にみなさんに見える形になっただけで、昔から天才はいました。

大学生でケータイ基地局のファームウェアを設計した人や、小学生でプログラム雑誌に寄稿していた人、家電製品の組み込みソフトを書いていた人や、パチンコ基板を解析し、裏基盤用のプログラムを作成してた人など。

ボクに言わせれば、どこかのプラットフォームに乗っかるアプリレベルが書ける年齢が低年齢化しようが、なんとも感じ無いわけですよ。ボクもMSXのゲームを小学生から書いていたので。

逆にその人たちを天才扱いしてしまうと、その言語に固執してしまい、そのプラットフォームが廃れたときに変化することができるかどうか、そんなことばかり気になってしまいます。

優秀であることは間違いないので、正しく導いてあげられる人が近くに居ればいいなーと願わずにはいられません。

あ、脱線した。

何が言いたいかというと、すべての間違いの元はアナタの固定概念だということなのです。

技術力が高いと聞けば、自分の価値観において、あんなこともこんなこともできるはずだと思い込む。天才プログラマだと聞けば、なんでもできる魔法使いレベルだと思い込む。

これらはすべて間違いで、アナタの固定概念でしかない。
さらにこれらが自称であれば、かなりの怪しさが増すはずなのに。

ボクは、彼らを疑えと言っているのではなく、技術力が高いと聞いたときのアナタの感情を疑ってほしい。

技術力が高いです! → すげーーー!!

ではなく、

技術力が高いです! → こんなことできますか?

と、具体的に落としこんでいくのです。
そこではじめて、アナタのイメージと近付くのではないかとボクは考えます。

最後に。

どっかのベンダーとかの資格を全面に出してるトコも信用できません。あんなのはちょっとの勉強とお金と時間で、誰でも取得できるからです。

その人がアナタの要望を100%実現できることを保証しているものでは、決して無いのです。誤解してはいけません。


ボクが学生から情報処理2種という試験を、ほぼ強制的に6年受けさせられた挙句に取得できなかったからって、僻んで書いているわけでは決してありません!!


午前の問題が(涙)



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