7月 05

Split Screen

ヤギ Split Screen はコメントを受け付けていません

この記事をブックマークする : このページをはてなブックマークに追加 このページをLivedoorクリップ! このページをニフティクリップに登録 newsing it! このページをdel.icio.usに登録 このページをBuzzurlにブックマーク

最近のマイブームな勉強方法は、ニュースサイトを見ながらその問題の因果関係(どうしてこうなった的な)を整理し、別のメモサイトにマインドマップ的に記録していく、というやり方です。

その為に、ブラウザの画面を2分割できるようなchromeのアドオンを昨日は探していまして、たまたま見つけた「Split Screen」をインストールしてみました。

結果、使い心地は何とも言えないのですが、最低限必要な機能は揃っている事がわかったので、しばらくはこれを使うことにしました。

firefoxにはもっと良いアドオンがあるようなのですが、firefoxは多少重いので、沢山のタブを開いてのブラウジングにはあまり向いていないんですよね。。

5月 12

ゴールデンウィーク

ヤギ ゴールデンウィーク はコメントを受け付けていません

この記事をブックマークする : このページをはてなブックマークに追加 このページをLivedoorクリップ! このページをニフティクリップに登録 newsing it! このページをdel.icio.usに登録 このページをBuzzurlにブックマーク

GWは明け方まで酔ったり吐いたり不思議な踊りを踊ったりして、近所の神社の住職の方をはじめ、様々な方に多大なご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。

さて、GWの前後は何人かから本をもらい、それを読むことができて良かったです。普段はネットの方が情報収集の効率が良いので本をあまり読まないのですが、もっと勉強しろってことでしょう。というわけで、結構色々と読んだのですが、その中で特に面白かったのは、「フリー」「アイデアの本」「10万年の世界経済史(上巻)」の3冊でした。

「フリー」は、無料で主要サービスを提供してその他の仕組みで稼ぐ、という無料経済の考え方についての本です。検索サービスをタダで提供してる割には謎のぼろ儲けをしているグーグルに代表される、商売のやり方ですね。

これは私の微妙に得意な分野なので楽しく読めたのですが、こういう無料経済ってのは生産者と消費者の間に入っていた人の仕事を奪いまくるから厄介ですね。昔、私がごく少額のお金を数十万人からこそこそ掻き集めたりするような商売をしていた裏で、少なくとも何十人分かの雇用が失われてるなあという感覚があったのですが、これって生き方としては相当凶悪犯な部類に入るんですかね。デフレが一段落したら、所得税MAX75%とかでも良いので昭和時代の公共投資に代わる高効率な再分配の仕組みをきちんと作ってほしいです。イノベーションを妨げないような感じで。

「アイデアの本」はどんな仕事でも面白がって取り組む面白がりになると楽しく生きれるしアイデアは湧いてくる、と冒頭に書かれており、確かに面白いとアイデアはポンポン出てくるのは同意なのですが、何でも面白がるというのは私のような馬鹿には無理だなあと思いました。特にその仕事の根本にある部分が気に入らない場合、その上に乗っている仕事がいくら魅力的でもさめてしまう性格なので、何でもかんでも無理して面白がるのではなく、批判すべき所はきちんと批判的に見て他のやりたい事に方向転換する方がまともだなあ、自然だなあと感じてしまう老子好きの私なのですが、どうなんでしょうか。

と、思って読んでいたのですが、後半に書かれていたブレーンストーミングの手法が非常に素晴らしく、やってみようかな、と思う事がたくさんありました。こういう事を構造化して文章にできるスキルは偉大ですね。ただ、私はブレストではあんまりアイデアが出ないんですよね。。どちらかというと仕事をバリバリしているに良いアイデア思いつく場合が多いです。これは何なんでしょうね。作業をしている時の脳波でも測ってもらったら良いんでしょうか。しかし、そんな事をすると普段考えている良からぬ事まで読みとられそうで不安でなりません。

「10万年の世界経済史(上巻)」は、産業革命以前までは人口と所得はトレードオフの関係にあって、パンデミックや、戦争や大量虐殺、飢饉は長期的に見れば人民の所得を向上させるという状況(マルサスの罠)にあったが、産業革命が起きてからは、所得と人口の両方を同時に増やすことが可能になった、といった事が書かれている素敵な本で私の大好物でした。

また、ある程度条件(恐らく地政学的に、人口構造的に)が整っていた日本や中国で産業革命が発生せず、ヨーロッパ文明圏で発生したのは、ヨーロッパの下層階級の人間が普通に部屋でうんこしたり、半年に一回しか風呂に入らなかったりと不潔な状況だった為に死亡率が高く、常に上流階級からの人口の下方移動が起きていて、勤勉や問題意識といった上流階級的精神が社会に遍在するようになったからこそ発生した、と書かれていましたが、これはどうなんでしょうね。私は植民地支配による富の集積だとか、生産力不足だとかの要因の方が大きいような気がしますが、あまり聞いたことのない分析だったので新鮮でした。

しかし、もし日本や中国が先に産業革命を起こして覇権国になっていたらどうなっていたんでしょうね。モンゴル人が世界を席巻していた時は、軽装騎兵の真似をしてガニ股で歩くのがヨーロッパで流行っていたと聞きますが、もしかするとちょんまげや辮髪が正式な髪形とかになっていて、中学校の校門とかでぶちギレた生活指導の教師が校則違反の生徒の髪の毛を無理やりちょんまげにしていたりするんでしょうかね。パイオニア10号のメッセージプレートを見つけた誰かは、謎の頭の突起について生物学と文化の両面から議論を戦わせるハメになるんでしょうか。夢が広がりんぐです。

あと、そのトレードオフの法則が産業革命によって崩れた実際の理由についても知りたかったのですが…下巻の方に書いてあるんでしょうか。結局のところ、人口×所得=土地の量×単位あたり生産力 という苛酷な公式が成り立っていて、人口が増えれば所得も減る、所得が減ったからいっぱい死ぬ、という流れが基本だったのが、水力や石炭といった別の土地、あるいは過去の土地から生まれたリソースをエネルギーに変化させ、一地域に仮想的に「土地の量」を集中させる事ができたからこそ、このトレードオフから近代国民は一時的に抜け出せたように錯覚できた、と考えるべきなのでしょうか。とすると、ある意味エネルギーって通貨みたいな機能を持ってるんですかね。下巻には答えがどう書いてあるのか楽しみです。

てか、この手の本を書く人は知識量が神ですね。本気で羨ましいです。ジャレルさんの「銃・病原菌・鉄」が面白かった人はぜひ読んでみてください。

しかしGW中はWEBサービスを一つ作って公開する予定でしたが、デザインと必要なクラスの一部(プログラミングの)を作っただけで終わりました。最近は真面目に金儲けしなきゃなあと切実に思ってはいるのですが、面白い本や話し相手がいると、いい意味で台無しになってしまいます。本を(貸して)くれた方や、付き合ってくれた方、どうもありがとうございました。

4月 20

而字型人材

ヤギ 而字型人材 はコメントを受け付けていません

この記事をブックマークする : このページをはてなブックマークに追加 このページをLivedoorクリップ! このページをニフティクリップに登録 newsing it! このページをdel.icio.usに登録 このページをBuzzurlにブックマーク

何かの仕事をするうえで弱者戦略を取らざるを得ない場合、選択と集中という考え方は非常に重要なのですが、

個人の能力の積み上げ方の場合、つまり字にすると「T」のような感じの、一つの分野や手法については高い能力を持っているが、その他はあまり詳しくない、というスペシャリストを目指す考え方はあまり良くないんじゃないかと最近感じています。

1つの物を生産し続けて飯を食っていける時代では、そういった特化型の能力も良かったかもしれませんが、ある程度変化が頻繁に起こるような世の中では、その強みだった分野自体が完全に無くなってしまう危険性がありますし、

もちろんそうではないパターンも多いのですが、そういった人は自分の価値を下げないために「正義感を持って」集団全体を守りに入る方向に引っ張る力を持つ傾向が強く、これの厄介な部分が無視できない程度に大きい場合を時々見かけます。

また、そうやって守りに入って守りきれる場合は構わないのですが、多くの場合はイノベーションを避けることによって従来の仕組みを守る戦略なき時間稼ぎであり、これは最終的には淘汰され、みんなで仲良く不幸になるパターンでもあります。

私は、ビジネスにおいてそういった守りにパワーが消費されることは大きなマイナスであると考えます。どちらかというと逃げる力の方が100倍大切なぐらいで、不利な状態で攻められた時は一旦退却し、新しい分野を切り拓くのが正しい商人のあり方であり、社会に貢献する方法でもあると思うのですが、

特にいわゆるT字型人材の一部の人は、一所懸命のDNAが残っているのか、機動防御をしなければいけない時に一次大戦ばりの塹壕戦を挑んでしまいがちなので、あまりそういうのは良くないんじゃないかと思っています。

最近、保幼小連携を研究されている方と仕事をする機会があり、これからはどんな初等教育を行ったらよいか、ということを教えていただく機会があったためそのようなことを考えていたのですが、

これからの教育の方向性としては、「T」ではなく、「而」や「冊」のような形の能力を持つ人材、つまり、いくつかの分野についてそこそこに深く知っていて、なおかつそれらの関連性を理解し、組み合わせて新しいビジネス、雇用、富を生み出せる人材が勝手にぽこぽこ育つようなシステムを組むべきではないかと思いました。

子供を見ていると、よくわからないものを組み合わせて得体の知れないものを作っていますが、案外こういったところを上手くコントロールしながら伸ばししていくようなメソッドとそれを支える制度が出来上がれば、「而」のような人材がたくさん生まれて、今のくだらない状況を打開してくれるのかなあと思っています。

3月 25

アメリカはやっぱりすごい

ヤギ アメリカはやっぱりすごい はコメントを受け付けていません

この記事をブックマークする : このページをはてなブックマークに追加 このページをLivedoorクリップ! このページをニフティクリップに登録 newsing it! このページをdel.icio.usに登録 このページをBuzzurlにブックマーク

特にこれからの、雇用とお金を生み出す新しいビジネスというものは、沢山の小さなノウハウの精密な組み合わせによって生まれてくると思うのですが、(←根拠はありません)

ノウハウの異業種交流が少ない状態での小さな会社では、それを満たすだけのパワーが揃わず、競争力のある事業を作れずに、結局はイノベーションを伴わない価格勝負や、過度の規制や障壁に守ってもらってなんとかする、みたいなジリ貧コースに行ってしまう問題があると思っています。

そこで、その問題の解決を目指すようなビジネスの仕組みをおおまかに考えて一人で盛り上がっていたのですが、

調べてみたところ、既にアメリカで似たようなサービスがある事を知り、「ああ、これこれ、これがやりたかったんです」的な残念な気分になると同時に、すでに実用化されて普通にその仕組みが回っている様子を見て、純粋にすごいなあと感じました。

最近、下記の表を見かけたのですが、

Windows VS トロン
Intel VS ルネサス
IBM VS 富士通
hp VS NEC
Wintel VS PC-98
iPod VS ウォークマン
iPhone VS ガラパゴス携帯
iTunes Store VS mora
Youtube VS ニコニコ動画
Amazon VS 楽天
Facebook VS mixi
Twitter VS Amebaなう

世界標準 VS 日本、という感じの表で、よく見ると左辺は全てアメリカより生み出された物ばかりです。

ノーベル賞受賞者の国籍別リストや大企業のリストを見るとまあそれなりに国力通りの分布かなという感じですが、上記のような強力なインパクトを与える新規事業となるとアメリカはいつもダントツなわけです。・・・上記はIT系のサービスばかりですが。

色々と本を読んでいると、アメリカの覇権は終わった終わったと言う人が多いですが、貿易やら金融やら宗教やら、その他色々な金づるを失いトントン拍子で没落していった過去の大国と比べると、アメリカは金づるを自ら生産できるチート国家のようで、その点はちょっと違うのかなと感じました。

恐らく、時代遅れになったものを適切なタイミングで切り捨て、新しいものを生み出してゆく強烈な自浄能力と、それを支える目に見えないインフラのようなものがアメリカ社会の奥深くに棲んでいて、それが強さを生み出しているのかなあと最近思っているのですが、本当のところはどうなんでしょうか。

その力の根っこの根っこは一体どこにあるのか、このあたりの知識が全くないのでよくわかりませんが、いつかは実際に住んで体験してみたいものです。

3月 08

教育系の合宿に参加しました

ヤギ 教育系の合宿に参加しました はコメントを受け付けていません

この記事をブックマークする : このページをはてなブックマークに追加 このページをLivedoorクリップ! このページをニフティクリップに登録 newsing it! このページをdel.icio.usに登録 このページをBuzzurlにブックマーク

この土日は教育系の合宿(教師や教員志望の学生が集まって学習や議論を行う合宿)に行っており、教育に関する様々な先進的な事例や現状、そして課題を知ることができ、とても勉強になったのですが、最後までモヤモヤした感覚を残したのは、学校内での分業があまり進んでいないという点でした。

合宿には現職の先生が何人も来られており、例えば、イベントの準備や書類の作成に時間がかかる、クレームを受けるのが大変だ、それによって子どもとふれあう時間がない……と問題点を語っておられましたが、

雑務については、専門の担当者を用意すれば大幅に軽減できる部分も多々あるでしょうし、クレームについても、相談窓口を別に設けてワンクッションをおくことにより、先生が受ける精神的・時間的な負担を相当量減らすことができると思うのです。

私の考える程度のレベルの話は当然既に試されているはずなのですが、それでも結局分業体制ができていないのは、そうなっていない理由が必ずあるはずなのですが、そこについてうまく理解する事ができなかったのが残念でした。

公的な仕事によくある、余計な仕事を作って仕事量をふくらます、ということであれば場合によっては意味があることですし理解もできるのですが、疲れ切っている先生の多い現状を見ると必ずしもそうではない、他の原因があるように感じました。

2月 21

ポイント

ヤギ ポイント はコメントを受け付けていません

この記事をブックマークする : このページをはてなブックマークに追加 このページをLivedoorクリップ! このページをニフティクリップに登録 newsing it! このページをdel.icio.usに登録 このページをBuzzurlにブックマーク

ユーザーがコンテンツを提供するタイプのサイトをいくつか運営してしているのですが、先日そのうちの一つにポイント制を組み入れ、サイトにとって有益な行動をとってくれた人に対し、独自発行するポイントを提供するようにしていました。

その仕組みはなかなか好評だったのですが、もっと改良したいと思い、ポイントを一定以上を持っているユーザーがサイト内で文章を書いた場合、他のユーザーよりもほんのちょっと目立つような設定を加えました。

すると、それによりポイントをためるインセンティブが高まったのでしょうか。サイトが一日に発行しているポイントの総量が意外なほど大きくなりました。

とはいえ、そのサイトはポイントを貯めて使ってもほとんどなにもいい事のないサイトです。そこで、さすがに申し訳なく思い、特に貢献してくれているユーザーに対しては何かで還元したいなあと最近思っています。

大体今までは「好きなものを買える」「こちらの個人情報を教えずにすむ」という点で優れた、アマゾンギフト券でよくユーザーにお礼をしていたのですが、可能であれば何かもっと気のきいたお礼がしたいものです。

2月 14

レイアウトデザインの本を買って

ヤギ レイアウトデザインの本を買って はコメントを受け付けていません

この記事をブックマークする : このページをはてなブックマークに追加 このページをLivedoorクリップ! このページをニフティクリップに登録 newsing it! このページをdel.icio.usに登録 このページをBuzzurlにブックマーク

簡単なポスターを作るために、先日レイアウトデザインに関する本を買ったのですが、その本がなかなか面白く、眺めていても飽きません。

その本には様々な雑誌の切り抜きやポスターがたくさん載っており、そのレイアウトのどこが良いか、それぞれの部分の働きは何か、という解説がひたすら載っているのですが、ちょっとしたフォントの使い方や写真の配置が思わぬ効果を生み出していたりして面白く、最近いつも寝る前にパラパラとページをめくっています。

私の頭の中には、たとえばデザインであれば、縦や横のラインをそろえる、色の相性を考える、空白をうまく使う、などの基本的なルールはあるのですが、

それだけではない何か、簡単には言語化できない部分についてうまくセオリーを崩し、魅力を引き出していく事ができるのがプロの仕事であり、デザインの仕事だけにかかわらず、ほかのどんな要素にも当てはまるなあとこの本を読んでいて思いました。

2月 07

学生と話してみて思ったこと

ヤギ 学生と話してみて思ったこと はコメントを受け付けていません

この記事をブックマークする : このページをはてなブックマークに追加 このページをLivedoorクリップ! このページをニフティクリップに登録 newsing it! このページをdel.icio.usに登録 このページをBuzzurlにブックマーク

昨日、友人である就活中の大学生たちと話していて思ったのは、この人達は組織というものをあまり信用していないなあという点です。

小さい頃から親が普通に職を失っていたり、そんな経験の影響があるんでしょうか。

公務員/大企業志向が強く、安定を強く求めてはいるのですが、会社に貢献し一緒に成長していこう!という熱気はほとんど感じられず、

会社は別にどうでも良いので、頑張って自分の能力を積み上げていこう、という考え方を持っている人が多いですね。特に優秀な学生は。

これらは、ゆとり世代だ、自分本位だ、無責任だと批判されることも多いですが、これまでの日本人も自分の村の中さえ良ければ他の人間がどうなろうとかまわないというノリで生きているように思えますので、どっちもどっちであるように感じます。

流動的な世の中では、自分の安定を保障するのは自分の能力に頼るところが大きくなってきますので、今の学生の生き方もある程度正しいのではないのかなあ、安易に批判はできないなあと思っています。

1月 29

子供時代の学び

ヤギ 子供時代の学び はコメントを受け付けていません

この記事をブックマークする : このページをはてなブックマークに追加 このページをLivedoorクリップ! このページをニフティクリップに登録 newsing it! このページをdel.icio.usに登録 このページをBuzzurlにブックマーク

最近、知り合いの社長のお子さん2人(小学生)にパソコンを教えているのですが、あまりの吸収の速さに驚きます。

先日はエクセルを教えたのですが、2~3時間教えただけで単純な業務で使うレベル(グラフを作ったりsumやaverage関数を使ったりする程度)に達し、あとは一週間後、一ヶ月後に復習すればOKかなという感じになりました。

他にも、様々なツールの使い方やwebプログラミングを教えたりしていましたが、基礎を教えただけで簡単な人生ゲームを作っていたり、何も言わなくても勝手にゲームバランスを微調整していたりして流石だなあと思っています。自分が小学生のころはもっとあほだったような気がします。

あとは、ワード、パワーポイント、ホームページ制作ソフトやデザイン系ソフト辺りの基本的な使い方を教え、何か架空の仕事を作った上で、他人に貢献するやり方、お金に変えてゆく手法やそのための考え方をどんどん教えていこうかと思っています。

子供時代の学びとは、「扉を次々に開け、中をちょっとだけ覗いてまた閉じる作業のようなもの」と言うことを最近どこかで聞きました。頭の中にある扉の数を増やして、自分の進むべき進路を増やしてゆく作業だと。

ということで、ついつい細かいところまで教えてしまいそうになりますが、扉を開けて進むのはちょっと置いておいて、できるだけ多くの扉を用意して覗かせてあげたいと思っています。

1月 19

ノイズの消し方について

WEBサービス, ヤギ ノイズの消し方について はコメントを受け付けていません

この記事をブックマークする : このページをはてなブックマークに追加 このページをLivedoorクリップ! このページをニフティクリップに登録 newsing it! このページをdel.icio.usに登録 このページをBuzzurlにブックマーク

ユーザーに様々なコンテンツを提供してもらう形のウェブサービスっぽいサイトを運営していると、必ずノイズ(管理側が希望しないコンテンツ)がそこに混じるようになってきます。

悪質なユーザーによって故意に混ぜられた物もあれば、ネタとして提供された物もあります。一見さんが興味本位で、というのもかなり多いですね。

こういったノイズは人気サイトになるにつれて日々増えてきますし、これに激怒した常連ユーザーが大暴れしたりして余計にノイズが増え、まともに対応すると凄く時間がかかったりします。

しかし管理側の人間としては、そのようなノイズへの対応よりも、新機能の追加や新しい分野への進出に時間を使いたいところです。前向きな時間の使い方をしないとモチベーションも下がりますしね。

そこでそういった時、私は以下の組み合わせで生温かく対応しています。

1. 見なかったことにする

ノイズの割合がそれほど高くない場合、ノイズごと楽んで下さい的な雰囲気に持っていくのはアリかもしれません。そこから新しい楽しみ方を見つけてもらえる可能性もありますし、変に規制するより良い場合があると思います。

割れ窓理論をずっと気にしていたのですが、ネットの世界ではあまり当てはまらないような気もします。コミュニケーションの濃度の差でしょうか。

2. 人任せにする

評価システムと連動させたノイズ除去の仕組みを入れておくと、ユーザーの手によって不思議と勝手に浄化されてゆきます。これはどのようなジャンル、ユーザー層でもそうじゃないでしょうか。

また、特定のユーザーにお願いしてノイズの除去を手伝ってもらうのもよい方法ですが、サイトの雰囲気が変わらないよう注意しなければならないと思います。

3. サーバに頑張ってもらう

データ閲覧者の滞在時間、クリックされたボタンの位置、データを送ってきたIP、投稿時間、削除パスの文字列、タイトルに含まれる文字、、と見ていくと、ある程度ノイズのあるコンテンツの傾向は見えてきますので、それを自動的に判別して削除するようにします。

また、すぐに削除してしまうのではなく「削除予定フラグ」を立てたまま一定期間生かしておき、半日後ぐらいに自動削除するのが効果的です。投稿を拒否するなどして「自動的にはじかれてる」と投稿者にバレると色々と面倒だからです。

以上、何かのヒントになれば幸いです。