アメリカはやっぱりすごい
特にこれからの、雇用とお金を生み出す新しいビジネスというものは、沢山の小さなノウハウの精密な組み合わせによって生まれてくると思うのですが、(←根拠はありません)
ノウハウの異業種交流が少ない状態での小さな会社では、それを満たすだけのパワーが揃わず、競争力のある事業を作れずに、結局はイノベーションを伴わない価格勝負や、過度の規制や障壁に守ってもらってなんとかする、みたいなジリ貧コースに行ってしまう問題があると思っています。
そこで、その問題の解決を目指すようなビジネスの仕組みをおおまかに考えて一人で盛り上がっていたのですが、
調べてみたところ、既にアメリカで似たようなサービスがある事を知り、「ああ、これこれ、これがやりたかったんです」的な残念な気分になると同時に、すでに実用化されて普通にその仕組みが回っている様子を見て、純粋にすごいなあと感じました。
最近、下記の表を見かけたのですが、
Windows VS トロン
Intel VS ルネサス
IBM VS 富士通
hp VS NEC
Wintel VS PC-98
iPod VS ウォークマン
iPhone VS ガラパゴス携帯
iTunes Store VS mora
Youtube VS ニコニコ動画
Amazon VS 楽天
Facebook VS mixi
Twitter VS Amebaなう
世界標準 VS 日本、という感じの表で、よく見ると左辺は全てアメリカより生み出された物ばかりです。
ノーベル賞受賞者の国籍別リストや大企業のリストを見るとまあそれなりに国力通りの分布かなという感じですが、上記のような強力なインパクトを与える新規事業となるとアメリカはいつもダントツなわけです。・・・上記はIT系のサービスばかりですが。
色々と本を読んでいると、アメリカの覇権は終わった終わったと言う人が多いですが、貿易やら金融やら宗教やら、その他色々な金づるを失いトントン拍子で没落していった過去の大国と比べると、アメリカは金づるを自ら生産できるチート国家のようで、その点はちょっと違うのかなと感じました。
恐らく、時代遅れになったものを適切なタイミングで切り捨て、新しいものを生み出してゆく強烈な自浄能力と、それを支える目に見えないインフラのようなものがアメリカ社会の奥深くに棲んでいて、それが強さを生み出しているのかなあと最近思っているのですが、本当のところはどうなんでしょうか。
その力の根っこの根っこは一体どこにあるのか、このあたりの知識が全くないのでよくわかりませんが、いつかは実際に住んで体験してみたいものです。
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