11月 08

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先日、ヤフージャパンがいよいよインタレストマッチ広告に本腰を入れだしたというニュースを読みました。インタレストマッチというものは、ユーザーの行動を分析してそれにあった広告を配信する「ターゲティング広告」と、ホームページ等のコンテンツの内容を分析し、それにあった広告を配信する「コンテンツマッチ広告」、この2つをあわせたようなものなんだそうです。

つまり、「こいつは○○に興味を持っていて、このホームページにアクセスしていると言うことはこの広告を配信するのが一番効果が高そうだな」という感じで、ユーザーの行動とコンテンツの中身を同時に把握しつつ、最も広告効果が高くなるような広告を判断して自動配信する、そんな広告手法でしょうか。

ですがまあ少なくともそういった判断は一瞬で行われる必要があるわけですし、さすがのヤフーでも実用に耐えうるレベルにまでこのシステムを練り上げるのはまだまだ先だという感じでもあるのですが、成長率に陰りが見えてきたヤフージャパンにとって、このインタレストマッチというものは巨大な金脈が眠っている未開地に見えるのかもしれません。主力の検索連動型広告は大きな収益をあげていますが、検索キーワードによってはほとんど効果が上がらないキーワード群も現状沢山存在していたりするからです。

しかしこのシステム、実際に動き出すとなれば大きな効果を上げると思います。特に、提携サイトを含めると日本の総ページビューの4分の1、月間500億ページビューを誇るヤフーであれば、様々な個人情報も色々な形で簡単に手に入れ、ひもづける事ができるでしょうしね。また、他の大手サイトもこういった動きに追従することになるかもしれません。

そうなるとこれからの流れとして、より細かく、より自然な形で個人情報を集めることに成功した企業が勝っていくのかなと思いました。ヤフーは私のことを私以上に知っていたりして、やたらと精度の高い人生相談を行ってくれるようになったら不気味ですが面白くもありますね。個人情報漏れがおこったら大変な事になるかもしれませんが。

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