3月 25

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タガヤっす。

日本の美徳なのかも知れませんが、
自分の信じる道を明確に他人に伝えることが苦手な人種が
日本人であると思ってます。

例えば。

先日の映画でもあったんですけど、

「ボクは現実主義者だから」

みたいな台詞があって。
そういえば、日本の会話で「オレは〜だから」というようなシチュエーションはないなーと。

でも自分のことを他人に理解してもらうためには、自分の主義主張がどこにあるのかは、相手に理解してもらっておかなければならないでしょう。

留学してたときは、よくディベートという議論をさせられました。

ディベートとは、肯定派と否定派に別けて議論することです。
テレビについて
中絶について
死刑について
いろんなサブジェクトで議論します。
自分がどっち派になるかはわかりません。

どっちが正解とかではなく、
それぞれの立場で意見を交換し合うんです。
まあ、英会話の練習ですネw

でも、この練習方法がすごく欧米的だなーと感じたのを覚えてます。日本人的な感覚からすれば、「どっちでもいいんじゃね?」とか、「肯定も否定もできない。どっちも正解だから。」とか、どうも中間的な立場を守ろうとする傾向があると思います。

ボクもそうでしたから。

しかしそれでは議論できません。



ウチのスタッフにはいろんな意見を持ってほしい。それがその人の考え方なのだから、答え合わせする必要がないんだから。極端なことを言えば、会社と反対のことを考えていてもいいんです。個人の意見を最大限に尊重する当社だからできることかも知れません。

それを徹底すると、意見を言わない人がいなくなりました。

ボクは〜だと思います。
ボクは〜すれば、もっと〜になると思います。

おおー、やってみよう!
そんな意見がたくさんでます。

ウチの会議で意見を言わない人は今のところいません。
逆にボクが意見しないことが多い。
みんながどう考えているか知りたいし、
その意見を聞くことで発見することも多いです。

マーケにはマーケの意見がある。
技術には技術の意見がある。
デザインにはデザインの意見がある。

どれも間違ってない。
これらを総合的に会社の決定事項に落とし込むのを社長だけが行っていては、スタッフたちは100%のポテンシャルを発揮できないでしょう。

みんなで考えて、実行して、それらの経験が彼らの糧になる。それが社会生活で得られるお金以外の価値やとボクは考えています。
社長は彼らが間違ったり失敗したときのケツ持ちです。また、彼らがチャレンジし続けられる環境を提供することやと信じています。

もちろん、会社として達成しなければならない目標や数字があるでしょう。それを社長だけが目指していてもダメ。スタッフだけが目指していてもダメ。会社全体で目指していくことに意味があるのではないでしょうか。

いやあ、オモロい会社になってきたw

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