10月 13

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タガヤっす。

今日、ある友人経営者と打ち合わせをしてました。
今回のシステム開発を担当してもらうスタッフにも同席していたので、今回のシステム開発に対する意気込みってヤツを投資する側、つまり発注側の立場から話をしてもらいました。

わかりやすい言葉でしたが、とても重要やと思うのでエントリします。



「これ失敗したら普通に死にますw」



いやあ、とても分かりやすい。
しかしとても「意味」が伝わりやすかった。


投資する側、つまり発注する側は、いろんな可能性を考慮しつつ「勝負」するという意味合いが強いと思います。特にアーリーステージの企業は。
この事業に失敗すれば、投資は回収できずに終了ってことになるんですから、覚悟というかそういう精神的な部分は非常に大きいと思います。

なのに、安いという価格面を重視するがあまり、失敗してしまうケースも少なくないようです。また、友人だからと高い開発費用を投資してしまって、失敗したというケースも中にはあるようです(汗)
#高いはショボいは、大変らしいですw

なぜこんなことを聞いたかというと。



この案件には元々、アーリーステージの企業を応援するという意味で、かなり思い切った価格を提示しています。ただし、著作権などの権利を譲渡しません。権利を譲渡するときは正規の料金をいただいてから。という考えに則って契約書を作成します。

当社としても「応援」という名の協力をするつもりでいます。
なので、今回の案件に対する想いを改めて聞いておきたかった。

これが一つ目の理由。
もうひとつ。

今回の担当者に、発注する側はどういう想いで投資を決断するのか?ということを勉強してほしかったから。

システム開発とは要求された仕様を満たし、納品してお金をもらうという単純なことではないとボクは考えています。

事業の規模と共に成長していく、まるで生き物のようなシステムを当社に発注いただくということは、クライアントの事業に責任を持つ、という気概が無くてはいけないと思っています。

例えば、1000万円のシステム開発を受託した、ということは、逆に1000万円のリスクを背負った、ということとイコールなのです。

ウチは資本金が1000万で全社員が5人の小さな会社です。
なので、数億という規模のお仕事は請けられません。
なぜなら、それだけのリスクを背負う事ができないからです。
協力会社などの協力を得て、実行できる環境があったとしてもです。



担当者には、案件の規模を単純に金額で測ってほしくないのです。
将来的に良好な取引関係が持てるか?
純粋に応援してあげたいと思えるか?
投資に対する想いは共感できるか?

いろいろな価値観で、
クライアントの投資に対してリスクを一緒に背負ってほしい。

そういう想いがボクにはありました。

仕事にはきちんとお金をいただく。
その金額に応じた責任をしっかりと持つ。

これはどちらかが掛けても意味がありません。
これがプロフェッショナルであり続けるために、必要な価値観なのだとボクは考えています。

伝わってるかなー?



オチがないので余談。

その担当者は、仕事関係の人と食事と言えば、誰にでも良いところに連れて行き、オゴるらしいです。彼曰く、「いつもいい勉強をさせてもらっているので、安いものですw」だそうです。

ボクはこう言いました。

「本命の女の子は特別。その他は普通という力加減が必要なんじゃない?」と。

経営者は結果がすべてです。
プロセスが如何に美しかろうが、結果が伴わなければ意味がないのです。

つまり、本命の如く投資したにも関わらず結果に繋がらなければ、それは失敗なのです。
キレイな子と一緒に食事ができただけで幸せ♪ とは言ってはいけないのです。
#あくまで経営の話ですw

この件で何かを得てくれるといいなーと思います。


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