タガヤっす。
ボクは飛び込みであれ、メールであれ、営業される側として真摯に対応することを心掛けています。
なぜならボクは、営業コストを気にするあまり、そのような営業行為を一切やったことがないからです。営業ができるってすげーなーと思う訳です。
先日、問い合わせフォームからシステム開発会社からの営業メールがあったので、サイトを見てみると出来たばかりの個人事業者でした。
最近、当社には結構な数のお引き合いがあり、協力会社さんにお手伝いしてもらうことがありましたので、ネットワークを増やすと言う意味でも重要だとは思いましたが、経験が極端に浅いため、丁寧にお断りのメールを出しました。
返信は期待してなかったのですが、食い下がってくるような返信をいただいたので、直接お会いすることにしました。やる気はすべてに勝ると思ってるからですw
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20代前半の好青年でしたが、技術的な話が一切できませんでした(汗) わかる人を連れてきてほしい、できれば代表の方とお会いしたいと、2回目を設定したのですが、代表の方に軽くブッチされました。
事前の連絡なく、先日の営業さんだけが訪れました。
約束が違うと聞くと、代表は急遽別件で出ているらしいです。
連絡くれれば代表の時間に合わせてリスケできたのに。
できます!だけじゃわからんので根拠(技術経歴)などの判断材料をくださいとお願いしていたにも関わらず、手ぶらでしたし。
これにはボクも我慢の限度でした。
#最近いろいろあり、限度が低いんだけどw
無駄に時間を取りたくなかったので、5分で帰っていただきました。
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2002年のITバブルと言われる時代、有象無象のシステム屋が乱立しました。ちょっと腕に覚えがあるプログラマが、気軽に独立するような時代でした。単価は急降下し、安かろう悪かろうの仕事でクライアントをトラブルに巻き込むような現象が、あちこちで聞けるような、そんな混沌とした時代でした。
安いという理由だけで発注するから失敗する。
システムはビジネスの根幹に関わる重要な投資であるにも関わらず、出来る限り安いところに依頼するということが間違っていると思う訳です。
安いに超したことはないんですが、価格よりも重視しなければならないポイントが必ずあるはずなんです。
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その個人事業者は、結構な仕事量をお持ちのようですので、ボクらのお手伝いをしていただかなくとも、事業としては回っていくのだと思います。
でもこれだけは断言できる。
システム会社は営業だけでは成り立たない。
どれだけ優秀な営業さんがたくさんの仕事を獲得してきても、そのクライアントがリピートしなければ、いつか営業コストが収益を圧迫することになります。なぜなら、新規顧客の開拓が高い営業コストが必要だからです。
ボクらはボクらの持ってるポテンシャルをすべて費やし、営業コストを限りなくゼロにしていく。だって技術を武器にしてる会社なんだから。
これだけは守っていかなければならないと再認識しました。
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最近また、安いという理由だけで発注してしまって失敗するケースを良く耳にするようになりました。それだけ新しい会社が増えたということなのかも知れませんが、この失敗は若い会社が必ずする失敗の定番のような気がします(汗)
非システムの起業家は、正しいシステム会社の選び方を勉強しないと痛い目を見ることになりますよ。
9月 02
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