10月 13

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先日久々にテレビを見ていたら、私と同じくらいの年の若者が林業に挑戦する番組をやっていたので、ぼーっと画面を見ていました。今回の不況で職を失った若者を集め、林業の講習を受けさせて再就職してもらおう、という国のプロジェクトがあり、その様子を取材した番組だったかと思います。

参加者は皆よく頑張っていたのですが、最後まで見ていると、結局就職が決まったのは2~3人だけ(恐らく受け入れ先が無い)という結果で、なんじゃそら、と拍子抜けしました。

私の友人も似たような仕事で稼いでいるので背景が想像できるのですが、恐らく関係者に補助金が渡ったり、あるいは実績ができたり、仕事をしたことになったり、このほとんど無駄なように見える事業は、いろんな人の為になっているはずです。

ただ、無駄な事業をするにしても、長期的に見てもっと意味のある方向に打ち出すべきではないかと思います。林業は木材の販売、というよりも恐らく治水の面が強いと思うのですが、そのような方面ではなく、多少なりとも国際競争力や将来性がある分野に若者の時間を投下させて、新しいビジネスが多く生まれるようにしなければ、いつまでたってもジリ貧のままです。

日本は、手段のために都合のよい目的を作りだし、全体の生産性を下げるケースが昔からあまりにも多いように思います。その手段の部分で飯を食っている人が非常に多く、そのおかげで社会が安定している面もあるのですが、このやり方はそろそろ賞味期限切れではないかと最近思っています。

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