ボクはいろんなタイプを技術者を見てきて、思うことがあります。
技術者は「割り切る」ことができない人が多いです。
黒か白、それ以外知らない。
一般社会の中には、文字通り「グレー」な部分が多くありますが、
技術者はそれを理解できない。
そういうこともあるんだと思い込もうとすると、どうしても理解できない。
そんな自分に苛立ち、理解できないことで自分を責めます。
そうして、精神的に参ってしまう人が続出します。
ある技術向けの雑誌に、昔みた表紙書きがありました。
技術者の8割はうつ病
ええーー!!っと思いましたが、今では理解できる気がします。
責任感の強い人は仕事もできます。
できる人には、仕事がたくさんやってきます。
オレがやらねば、誰がやるんだ!と、持ち前の責任感から奮起しますが、キャパシティーを超えてしまうと、精神が破壊されていきます。
できない自分を責め、できない自分を悲観し、
できない自分を認められず、最終的に、できない自分を許せなくなる。
一概にこのパターンにはまると限定してるのではなく、
典型的なパターンとして、ボクは認識してます。
◆
そんな人たちへ。
アナタは何も悪くない。
その強い責任感は、人にとても誇れるものなのですが、
同時に自分を傷つけてしまう場合がある。
そして、アナタのその責任感を逆手に取り、利用しようとする人がいる。
自分の身は、自分で守ってください。
他に頼れる人がいるなら、アナタは幸せです。
存分に、その人に頼ってください。
そうして、自分のすべきこと、
本当に、その責任感を発揮すべきはドコなのかを知ってください。
何も悲観することはないんです。
アナタを必要としてくれる場所は、他にきっとあるはずですから。
自分を信じて。
今までアナタが経験して得た知識は、とてもかけがえのないものです。
技術とは、プログラムがどれだけ書けるとか「だけ」じゃないです。
経験で得た知識を活かすための手段を、技術というのです。
アナタには、プログラムを書く、以外の技術があるはずですヨ。
5月 07
10月 15th, 2009 at 9:24:01
読んでいて涙がでました。
ありがとうございました。
10月 15th, 2009 at 12:14:23
コメントありがとーございますっ!
周りの技術者に勇気を持ってほしくて書きました。