ユーザーに様々なコンテンツを提供してもらう形のウェブサービスっぽいサイトを運営していると、必ずノイズ(管理側が希望しないコンテンツ)がそこに混じるようになってきます。
悪質なユーザーによって故意に混ぜられた物もあれば、ネタとして提供された物もあります。一見さんが興味本位で、というのもかなり多いですね。
こういったノイズは人気サイトになるにつれて日々増えてきますし、これに激怒した常連ユーザーが大暴れしたりして余計にノイズが増え、まともに対応すると凄く時間がかかったりします。
しかし管理側の人間としては、そのようなノイズへの対応よりも、新機能の追加や新しい分野への進出に時間を使いたいところです。前向きな時間の使い方をしないとモチベーションも下がりますしね。
そこでそういった時、私は以下の組み合わせで生温かく対応しています。
1. 見なかったことにする
ノイズの割合がそれほど高くない場合、ノイズごと楽んで下さい的な雰囲気に持っていくのはアリかもしれません。そこから新しい楽しみ方を見つけてもらえる可能性もありますし、変に規制するより良い場合があると思います。
割れ窓理論をずっと気にしていたのですが、ネットの世界ではあまり当てはまらないような気もします。コミュニケーションの濃度の差でしょうか。
2. 人任せにする
評価システムと連動させたノイズ除去の仕組みを入れておくと、ユーザーの手によって不思議と勝手に浄化されてゆきます。これはどのようなジャンル、ユーザー層でもそうじゃないでしょうか。
また、特定のユーザーにお願いしてノイズの除去を手伝ってもらうのもよい方法ですが、サイトの雰囲気が変わらないよう注意しなければならないと思います。
3. サーバに頑張ってもらう
データ閲覧者の滞在時間、クリックされたボタンの位置、データを送ってきたIP、投稿時間、削除パスの文字列、タイトルに含まれる文字、、と見ていくと、ある程度ノイズのあるコンテンツの傾向は見えてきますので、それを自動的に判別して削除するようにします。
また、すぐに削除してしまうのではなく「削除予定フラグ」を立てたまま一定期間生かしておき、半日後ぐらいに自動削除するのが効果的です。投稿を拒否するなどして「自動的にはじかれてる」と投稿者にバレると色々と面倒だからです。
以上、何かのヒントになれば幸いです。
1月 19
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