タガヤっす。
インターンと接するようになり、自分自身、
年を取ったなーって実感することが多くなりました。
なぜなら、目の前の若者が、自分がずいぶん昔に
悩んだことと同じことで悩んでいるからです。
◆
まず、みなさんに聞きます。
20歳のときに、「やりたいこと」がありましたか?
ボクはありませんでした。
楽器を弾いているときが楽しい。
釣りをしているのが楽しい。
だからって、プロのミュージシャンを目指すわけでもなく、
釣具屋のオヤジになることもありませんでした。
なぜなら、それらを「一生の仕事」にできると思わなかったからです。
起業家を応援する書籍に、「スキなことをしてメシを食う」と書いてあるものがあります。それ自体、間違っていません。
しかし、若者は勘違いするのです。
「スキなこと」という言い方が悪いのかも知れません。
だって、お昼寝が大好きな人が、お昼寝で起業はできません。
もう少し、「スキなこと」を分析する必要があるんだとボクは思います。
◆
ボクの場合、釣りが好きで、ウキやルアーを自作してました。
こだわるとトコトン突き詰める性格だと理解しました。
小学生でBasicでゲームをプログラミングしたり、
もっと小さい頃は、おもちゃを自作してました。
空の缶詰に穴を開けて紐を通してみたり、小刀で竹とんぼを作ってみたり、
板にクギをたくさん打ち付けてパチンコ台を作ってみたり。
なんかを作るのが楽しい。
その作品を誰かに褒めてもらうのがうれしい。
この根本を理解できたおかげで、
「自分が作ったもので、たくさんの人に喜んでもらいたい」という、
まだまだ漠然としたものでしたが、「やりたいこと」がおぼろげに見えてきました。
そして、システム関係に進みました。
今でも、この選択は間違っていなかったと思っています。
ひそかに候補に入っていた大工じゃなくて良かったと思ってます。
◆
しかし、自分のやりたいことや好きなことが、まだわからない人たちはどうすればいいのか。
ボクは自分で探すしかないと思います。
自分探しの本などをたくさん読んでみたりするのも、いいかも知れません。
旅に出るのもいいかも知れません。
とにかく、自分で見つける以外に方法はないと思ってます。
しかし、限りある時間、しかも若い間の時間はとても貴重です。
早く自分と向き合って、やりたいこと、なりたい自分を見つけてほしいと思います。
6月 18
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