サイトを運営していると、よくユーザーから「こんな事はできないか」的な機能追加の要望が来たりします。しかも色々なユーザーから同じような意見が。そこで「ああ、スルーしていたけれど、これは必要っぽいな」という事で機能を追加するのですが、その結果、かえってアクセス数やサイトの滞在時間が下がったりする事が結構あります。(特に携帯サイト)
そこで、慌ててその機能をONにしたりOFFにしたりできるよう、ユーザーが選べるようにしたりするのですが、結局アクセス数は回復せず、機能追加に費やした時間を想いながら涙目で元に戻すことになる場合が多いです。
そこで得た教訓。
(1) ユーザの要望をそのまま受け止めてはいけない
受け止めずに、「なぜそのような要望を送るに至ったのか」を考え、本質的な改善を目指す。また、よく来る要望だと言っても、それが少数意見である場合も多い。そもそも満足しているユーザはメッセージを送ってこない。
(2) ユーザは保守的だと考える
サイト管理者に比べ、ユーザが保守的なのは当たり前。お気に入りのサイトの操作方法が変わる事をユーザは嫌うので、サイトに改良を加える場合は、細心の注意を払って以前となるべく似た操作方法で操作できるようにする。特にボタンの位置など。
(3) ログは大切
最も正直なのがログ。ユーザーの行動の中で、後で解析すると面白そうなデータが得られそうなポイントがあるならば、直近で使う予定がなくても、ユーザの動きがわかるような形で必ずDBなどに保管しておくようにする。
他にももっと色々あるような気がしますが、とりあえずこの3点は重要だと思います。
3月 27
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