最近はWordPressをブログとしてではなく、CMSとして使うことが多くなってきました。
例えば、「お知らせ」は頻繁に更新しても、他のコンテンツはあまり更新することがない小規模コーポレートサイトなどにWordPressは最適です。
こういう場合は「お知らせ」を記事として投稿し、会社概要などはページ(時系列に依存しないコンテンツページ)を利用して構築するのが一般的です。
その際、会社概要だったらhttp://ドメイン名/company/のようにURLを設定したいのではないでしょうか。
WordPressには「スラッグ」という機能があり、簡単に記事やページ毎にURLを設定できます。
ところが、いつからか(WordPress2.5あたり?)スラッグを設定することができなくなりました。
これはイカン!ということで調べて見ると、どうやらデフォルトでスラッグを非表示にするようになっていたようです。
wp-admin/js/page.jsの15行目「jQuery(‘#pageslugdiv’).hide();」と、wp-admin/js/post.jsの78行目「jQuery(‘#slugdiv’).hide();」の前に//入れてコメントアウトするとスラッグが表示されるようになります。(WordPress2.6.3の場合)
なんなんでしょうね、この改悪・・・
自社内にWEBサーバを移行したのでASENSのコーポレートサイトとブログサイトを移転することにしました。
ASENSではコーポレートサイトもブログサイトもWordPressで作っています。
WordPressはMovable Typeと違って移行が楽なのがウレシイです。
おおまかに言うと、ファイルとデータベースをごっそり新サーバに移動し、wp-config.phpを書き換えるだけで動きます。データベースの移動はphpMyAdminのエクスポート、インポート機能を使えば簡単です。
で、簡単なはずなWordPressの移行ですが、ブログサイトがちょっとおかしくなりました(;´Д⊂)
1つはソーシャルブックマークボタンが表示されなくなりました。
これはPHPコードを < ? と ?> で囲っていたのが原因のようです。< ?php と ?> で囲ったら動きました。(でも”php”って必須でしたっけ?)
もう1つはWordPressの管理画面が表示できなくなりました。これは致命的です。
タガヤCTOに調べてもらったところ、テーマファイルのfunctions.phpがすでに出力されているヘッダをもう1度出力しようとしてエラーになっているようです。
ひとまず、サーバのテーマディレクトリをリネームしてもらいました。こうするとWordPressはテーマがないのでデフォルトテーマを利用するように自動的に設定を変更します。
これでログインはできるようになりました。
次に問題のテーマのオリジナルファイルをサーバにアップロードし適用してみました。カスタマイズしてないので問題なく動きます。
一応問題が発生したカスタマイズ済みのテーマを適用してみました。予想通り管理画面が表示できなくなりました。ついでにモバイルサイトが文字化けすることもわかりました。
テーマをオリジナル→カスタマイズ版→オリジナルと変更していくと管理画面の問題とモバイルサイトの文字化けは同じ原因で発生しているようです。
原因を突き止めるために、DFを使ってオリジナルとカスタマイズ版の違いを1ファイルごとに確認していき、ちょっとずつ再カスタマイズしていきました。
結果、functions.phpの一部分が改行されているのが原因だとわかり、無事もとどおりのブログサイトに戻すことができました。なぜ勝手に改行されたのか、それはわかりません。でもいいんです。直ったしw
ついでに以前から呪いのようにつきまとう「RSS改行問題」も解決しました。なぜ?これもわかりません。
でもよかった・・・本当によかった。しばらくWordPressいじらんとこ(笑)
何をやってもRSSが直らないよぅ(泣)
ということでWordPress ME2.2.3から本家WordPressに移行することにしました。
WordPress MEと本家WordPressではDBのテーブル構成が違うので、DBを丸ごとエクスポート→インポートという手順では移行できません。
そのかわり、本家WordPressのファイルを上書きアップロードして管理画面にアクセスすると、自動でDBをアップグレードしてくれます。便利ですね。
詳しい手順は以下の通りです。
- 一応データベースとファイルをバックアップ
- 全プラグインを無効化
- 本家WordPressをダウンロードし、解凍
- 本家WordPressをそのまま丸ごとサーバにアップロード(MEのファイルが上書きされます)
- 管理画面にアクセス
- 指示に従ってWordPressをアップグレード
- プラグインを有効化
以上です。カンタンですね。
で、肝心のRSSですが
直りませんでした。
さて、どうしたものか・・・
週明けあたりから突然本ブログのRSSが生成できなくなってしまいました。
http://blog.asens.jp/feedにアクセスしても
XML パースエラー: 外部実体の初めに XML 宣言がありません。
という謎のエラーが表示されてしまいます。
色々調べたところ、XMLの1行目に改行が入ってしまうことで起こることが多いようです。
といってもRSSを生成するPHPはさわってないし、怪しいプラグインを無効にしても改善されないし・・・
正直困りingです。
とにかく、このまま運用するわけにはいかないので最悪WordPressを再インストールします。
RSS復旧までもうしばらくお待ちくださいm(_ _)m
#もしエロい人いたら教えていただけるとありがたいです。
本ブログの見た目をどげんかしようということで
- 記事をエクスポート
- フォントタグを除去
- インポート
- CSSでフォンサイズ調整
1~3までの手順をすっ飛ばしました。
一応見た目には問題ないと思います。(問題があったら教えていただけると幸いです)
よく考えると、僕とタガヤは専用のエディタを使っているし、インターンのコは直接入力だし、人によってはDreamweaverとかubicast Bloggerでエントリを書くかもしれないし、最初からエディタを統一しない限り見た目を統一するのは難しいんですね。
ただ、使い慣れたエディタでないとスラスラ書けないこともあると思うので、その辺は一長一短かと。
結論としては、運用前からモチベーションが落ちない程度のガイドラインをきちんと作っておこう、ということで。
ちなみにWordPressで記事をインポートする場合は、wp-contentディレクトリのパーミッションを707にしないとエラーになっちゃうので要注意です。
皆様も薄々おわかりになっていると思いますが、本ブログはタガヤのエントリーが圧倒的に読みやすくなっております。
と言うのも、タガヤはWordPressではなく専用エディタを利用し、フォントサイズを読みやすい大きさに設定しています。
WordPressのWYSIWYGエディタにフォントサイズを変更する機能がないとは言え、ブログという読み物コンテンツにこのような対応しているのは完全に僕の怠慢です。
まことに申し訳ありませんでしたm(_ _)m
今後の対応策ですが、一旦データをエクスポートして不要なフォントタグを除去し、フォントサイズの変更にはCSSで対応しようと考えています。
現在大きくしている文字は、
.strong{
font-size:200%;
color:#F00;
}
のようにstrongタグについて再定義することで解決しようと思っています。
とにかく、「どげんかせんといかん!」という認識はありますので、もうしばらくお待ちください。
えーっと、気づいたらWordPress Japanが閉鎖してました(汗
実は当ブログ、WordPress Japanが提供するWordPress MEで運用しております。
なぜWordPress MEを使っていたのかと言うと、MTっ子だった僕はwordpress.orgの本家WordPressがローカライズ対応していることを知らなかったんですね。
で、気づいたのがテーマとプラグインを導入した後だったので、「互換性に問題があったら移行がめんどくさいなぁ」と思ってMEで運用し続けてました。
まぁ、閉鎖したといっても直接的な影響はないんですけど、ただ1つ、これだけ大きなコミュニティが閉鎖してしまったことがショックですね。
もうサイトがなくなってしまって、閉鎖した理由もわかりませんが、運営していた方々には一言「MTっ子の僕をWordPressの世界に導いてくれてありがとう、お疲れ様でした。」と言いたいですね。
少し前に、IDEA*IDEAで「Yahoo! Shortcuts」というWordPressプラグインが紹介されてました。
キーワードにマッチした写真や地図を自動で挿入してくれる、最高にCOOLなプラグインです。
ただ・・・
日本語に対応してないんですよね・・・。
ヒジョーに残念だったので、解決策を色々検索していたら「Gigazinize Tools – Image」という似たようなサービスを見つけました。
要するにエントリの最初に写真を入れて、GIGAZINEみたいにしよう!というツールです。写真はFlickrから引っ張ってくるみたいです。
やっぱりイメージ写真があると、ひと目でエントリの内容が推測でき、テキストを読んでもらいやすくなります。
これは導入すべきだな、というわけで、試しに社名の「ASENS」で検索してみました。
- Photographer
- gordontour
- License
- Creative Commons (by-nc-nd)
- Tool for photo selecting
- Gigazinize Tools – Image
ちなみにこの写真、「Monument of the Asens」というものらしいです。
そういう地名があるんでしょうかね。謎です。
12月13日にMovable Type オープンソース・プロジェクトの開始が発表されました。
MTOS: Movable Type オープンソース・プロジェクト
http://www.movabletype.jp/opensource/
US公式サイトの情報によると、今のところ、Movable Type Open Source(以下MTOS)と商用のMovable Type4に機能的な違いはないようです。
http://www.movabletype.org/2007/12/movable_type_open_source.html
「MTOS has every feature in Movable Type 4.0」
こうなると、最近WordPressに浮気気味の僕も、Movable Typeへの元サヤを検討してしまいます。
というわけで、MTOSとWordPressを勝手な視点で比較してみました。
使用したMTOSはバージョン4.1、12/14版のnightly build、WordPressはWordPress ME2.2.3です。
MTOS | WordPress | |
---|---|---|
ライセンス | GPL | GPL |
ページ生成方法 | 静的or動的(ダイナミックパブリッシング) | 動的 |
カテゴリ | サブカテゴリまで対応 順序の指定は不可 |
サブカテゴリまで対応 順序の指定は不可 |
テーマ | フリーではあまり多くない | 世界中にわんさか |
エディタ | WYSIWYG | WYSIWYG |
ファイル管理 | Ver.4から対応 | あり |
カスタムフィールド | Ver.4.1から対応 | 対応 |
ページ機能 | Ver.4から対応 | 対応 |
複数ブログ | 対応 | 対応していない |
プラグイン | 多いが、ダイナミックパブリッシングに すると動かないものがある |
多い |
日本語ドキュメント | 多い、six apartの公式情報あり | 多い? |
サポート | 有償でsix apartのサポートが受けられる | ユーザーフォーラム等で対応 |
つまり、機能の多さよりも、確実に動作することが求められるような企業サイト制作にはMovable Typeを、読ませるためのデザインや仕掛けが必要なブログ制作にはWordPressを、というように用途によって使い分けるのがベストだと思います。
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