タガヤっす。
最近ちまたで話題のソーシャルアプリですが、ウチにもいろんなお話をいただくようになりました。
アプリケーションのプラットフォームと捉えれば、iPhoneとかAndroidとか、そんなアプリと一緒かなーって思うんですけど、ちょいと画期的かもと思える部分があります。
それは、
Open Socialという統一的な仕様をGoogle先生が決めてること。
つまり、Open Social準拠のSNSだと、書いたアプリケーションがドコでも動くということで、ある意味「マルチプラットフォーム」を実現できてることかなと思う訳です。
どうもボクはこの「マルチプラットフォーム」という言葉に弱いらしく、10年以上前にJavaに没頭したのも、このキーワードがボクの心を鷲掴みにしたからに他なりません。
しっかし、どうも納得のいかない部分もあります。
ボクはインターネットのサービスは世界規模であるべきだという想いがあります。つまり、ソーシャルアプリは言語の壁が思いっきり存在し、その壁を越えるのではなく、むしろ鎖国を冗長してるように見えるのです。
さらに、そのSNSの会員数以上の利用は見込めないのです。
SNS運営側の利益の源泉はユーザ数やPVです。
ユーザが利用料を支払うか、PV数を広告料というお金に変えます。
しかし、SNSは飽きられてしまっています。
その上げ止まってしまったユーザ数やPV、滞在時間を稼ぐためにAPIを公開し、会員のつながりを利用したアプリケーションを提供できたら、まだまだ稼げるんじゃないか?という狙いが簡単に推測できます。
アプリケーションの制作側は、すでに大きな(?)マーケットがそこにあるので、参入すれば一気にユーザ数を稼げる可能性があります。
しかし、ボクも少し遊んでみましたがすぐに飽きました。
つまり、かなり短命なアプリケーションを大量に消費するプラットフォームなのではないかと考える訳です。
また、違う懸念もあります。
あるサービスではすでに決済情報が漏洩しました。
常に犠牲者はユーザーなのです。
作り手として考えるのは、ユーザが楽しんでくれるアプリケーションを気軽に制作して公開する環境はすばらしいとは思いますが、単純にお金と時間を如何に落としてもらうか?しか、考えてないんじゃないかとも思います。
極論、何も生み出さないどころか、単に消費するだけのアプリケーションだと言えます。
長年、システム開発に携わっている身とすれば、それはとても悲しい方向性だと言わざるを得ません。なぜなら技術者は、クライアントの利益を最大化するために、コストを削減したり販売チャネルを増やしたりしてきたからです。
そこでボクが改めて思ったのは、当社はユーザの価値観をさらに高めるか、新たな価値観を提案するような仕事を一生懸命やっていきたいということです。
たまーにおバカなことにも挑戦しつつw
ソーシャルアプリでユーザが得られるものを具体的に考えると、ちょっと悲しくなってしまったので思い切ってエントリしてみました。
断言します。
ASENSはソーシャルアプリはやらない。
#今のところ(・∀・)
タガヤっす。
まず説明しておきたい。
最近エントリーが少ないのには理由があります。
ウチのスタッフにエントリーしなさいと口酸っぱく言うんですけど、ボクのエントリ後だと遠慮するらしいんです。うん、言い訳だと思うんだけども、ちょっと悔しいのでエントリの頻度を下げたんです。
やっぱり言い訳だった。
ま、ボクのブログを別にするという案もあるんだけど、めんどくさいので却下しました。
そんなこんなで本題。
◆
ここ毎年、締めである年末にあるOSMCの全国実践会の懇親会にだけ参加させてもらっています。いつもお世話になってる数名のためにご挨拶に伺っています。営業はしません、めんどくさいし、ご迷惑になると思うので。
今回は友人である後藤くんが経営してるDAQが表彰されるってことで、お邪魔してきました。
実は。
彼の出張に合わせて呑みに行ったとき。社長がどういう仕事をしてて、外部で表彰されている姿をスタッフに見せたいから、ほとんどのスタッフを同行させると聞いていました。
10数人で出張って結構コストが発生します。
また、スタッフに成長してもらうには?というお題を酒の肴にすることが多かったので、良い機会だから、オレの尊敬するオモロい社長を呼んで、語ってもらおうぜ。と、呑みの席で研修が決定しました。
そう、彼らは朝から大阪に来て、ボクと後藤くんが企画した研修に参加してました。
講師は、
ウェブシャーク木村氏(都合によりキャンセル)
Fenrir柏木氏(個性派)
Shoichi山本氏(バッタ屋)
ASENSボク
うん、すげーメンツだ。オレ以外。
お金取れるんじゃねーかと真剣に考えたりしたもんw
ボクは、ボクがサラリーマン時代に意識していたことをお話していました。かいつまんで書くと、
仕事とは、会社から与えられた作業に自分の利益を乗せる事。
つまり、会社に求められたことだけしてると、それは会社の利益にしかならず、完全無欠の作業であるが、自分がその作業から得られるもの(知識や経験など)を想像して、自分の利益も得られるものに昇華させたものが仕事である。
ま、えらそうなこと言いましたが、ボクもまだまだ頑張ります、ハイ。
◆
その後、みんなで一緒にお昼を食べて、一旦DAQメンバーとはお別れ。
バッタ屋山本が主催してる牡蠣パーティーにお呼ばれしました。
お昼食った直後に、また食う。そして呑むという荒技でした。
バッタ屋山本の自社ビルにお邪魔して、
OSMC懇親会に乱入し、DAQメンバーを拉致してまた呑む、
気がつけば4時前でした(汗)
今気がついたけど、写真を撮るという習慣がLX3というデジカメを使い始めてから無くなったように思うので、S90を買おうと心に誓います、ハイw
しゃべりすぎて、翌日のどがおかしかったです。
どれだけぐだぐだ呑んでしゃべってということをダイレクトにお伝えするためにぐだぐだ推敲もせず書きなぐってみました。
うん、自分でも読み難い。
ってことで、ボクももっとえらそうに話せるようになるため精進しますです、ハイ。
タガヤっす。
以前からこのブログでも紹介しているのですが、
和知青少年山の家という施設に、
いつもお世話になっている方が宿守をされています。
京都府から委託を請けてるらしいのですが、
ボクらには決して見えない「田舎の問題」について、
よくご存知で、いろいろと勉強させてもらっています。
和知町は3つの町が合併して京丹波町となりました。
自動車道が伸びて、アクセスも改善されていますが、
ご多分に漏れず、町自体が衰退していっているようです。
たまにテレビドキュメンタリーなどで、
農業の問題や過疎地の問題などを取り上げていますが、
全国にたくさん同じような問題を抱えた地域が
たくさんあるとのことでした。
いつも思っていました。
なんとかITの力でお手伝いできないか?と。
その宿守さんといろいろ話していて、
あるアイディアを具現化しようと動き始めました。
いろいろアイディアはありますが、
その実現には、クリアしなければならない難解な問題が数多く存在します。
それでもボクはやりたいと手をあげました。
ようやく動き出す事ができました。
まだまだこれからですが、
今後はこのブログで田舎の状況などを
エントリできればいいなーって思っています。
野菜作ったり、米作ったり、いろいろチャレンジしたいと思います。それをノウハウに、全国の同じような問題に悩んでる地域を活性化するお手伝いができればうれしいなー^^
タガヤっす。
今日、ある友人経営者と打ち合わせをしてました。
今回のシステム開発を担当してもらうスタッフにも同席していたので、今回のシステム開発に対する意気込みってヤツを投資する側、つまり発注側の立場から話をしてもらいました。
わかりやすい言葉でしたが、とても重要やと思うのでエントリします。
◆
「これ失敗したら普通に死にますw」
いやあ、とても分かりやすい。
しかしとても「意味」が伝わりやすかった。
投資する側、つまり発注する側は、いろんな可能性を考慮しつつ「勝負」するという意味合いが強いと思います。特にアーリーステージの企業は。
この事業に失敗すれば、投資は回収できずに終了ってことになるんですから、覚悟というかそういう精神的な部分は非常に大きいと思います。
なのに、安いという価格面を重視するがあまり、失敗してしまうケースも少なくないようです。また、友人だからと高い開発費用を投資してしまって、失敗したというケースも中にはあるようです(汗)
#高いはショボいは、大変らしいですw
なぜこんなことを聞いたかというと。
◆
この案件には元々、アーリーステージの企業を応援するという意味で、かなり思い切った価格を提示しています。ただし、著作権などの権利を譲渡しません。権利を譲渡するときは正規の料金をいただいてから。という考えに則って契約書を作成します。
当社としても「応援」という名の協力をするつもりでいます。
なので、今回の案件に対する想いを改めて聞いておきたかった。
これが一つ目の理由。
もうひとつ。
今回の担当者に、発注する側はどういう想いで投資を決断するのか?ということを勉強してほしかったから。
システム開発とは要求された仕様を満たし、納品してお金をもらうという単純なことではないとボクは考えています。
事業の規模と共に成長していく、まるで生き物のようなシステムを当社に発注いただくということは、クライアントの事業に責任を持つ、という気概が無くてはいけないと思っています。
例えば、1000万円のシステム開発を受託した、ということは、逆に1000万円のリスクを背負った、ということとイコールなのです。
ウチは資本金が1000万で全社員が5人の小さな会社です。
なので、数億という規模のお仕事は請けられません。
なぜなら、それだけのリスクを背負う事ができないからです。
協力会社などの協力を得て、実行できる環境があったとしてもです。
◆
担当者には、案件の規模を単純に金額で測ってほしくないのです。
将来的に良好な取引関係が持てるか?
純粋に応援してあげたいと思えるか?
投資に対する想いは共感できるか?
いろいろな価値観で、
クライアントの投資に対してリスクを一緒に背負ってほしい。
そういう想いがボクにはありました。
仕事にはきちんとお金をいただく。
その金額に応じた責任をしっかりと持つ。
これはどちらかが掛けても意味がありません。
これがプロフェッショナルであり続けるために、必要な価値観なのだとボクは考えています。
伝わってるかなー?
◆
オチがないので余談。
その担当者は、仕事関係の人と食事と言えば、誰にでも良いところに連れて行き、オゴるらしいです。彼曰く、「いつもいい勉強をさせてもらっているので、安いものですw」だそうです。
ボクはこう言いました。
「本命の女の子は特別。その他は普通という力加減が必要なんじゃない?」と。
経営者は結果がすべてです。
プロセスが如何に美しかろうが、結果が伴わなければ意味がないのです。
つまり、本命の如く投資したにも関わらず結果に繋がらなければ、それは失敗なのです。
キレイな子と一緒に食事ができただけで幸せ♪ とは言ってはいけないのです。
#あくまで経営の話ですw
この件で何かを得てくれるといいなーと思います。
タガヤっす。
最近、ウチのスタッフが褒めてもらえることが増えてきました。
もちろんまだまだな部分はたくさんあれど、いろんな方たちから褒めてもらえるとボク自身もうれしいわけです。
昨夜、付き合いの長い経営者と一緒に食事に行ったときに、言われた事があったのでエントリに残します。
◆
かれこれ7年の付き合いになる大森が起業しました。
彼は昔、ボクが経営していたFaKiEという会社の取引先の役員でした。
当時彼は21歳。今は28歳。
いろいろありましたが、今も仲良くさせてもらってます。
彼がボクにこんなことを言いました。
「タガヤさんは優秀な人を集めるのがウマい」と。
ボクは全力で否定しました。
◆
優秀という言葉の意味は、誰かと比べて優れている、秀でている、という意味なわけです。
当社は個人を誰かと比べることがないです。
A SENS という社名のとおり、個人のセンスを大事にするという意味でも、誰かと比べる事に全く意味がないからです。
元々彼らが持ってる個性を社会に通用するスキルに昇華させてあげるのが、当社の義務やと思ってます。
だからボクは、彼らを徹底的に鍛え上げます。
だから、そうやって彼らが習得してきたものを「優秀」と評価してもらえるのは、とてもうれしいことなのです。
しかし最初から優秀なわけではないんです。
彼らも必死に努力した結果なのです。
でもまだ当社に来て1年です。
まだまだ覚えてもらいたいことの10%も達成してない。
将来的に彼らは、自分の思う道を見つけて旅立っていくものだと思ってます。当社は彼らにとって、通過点のひとつでしかないんです。
そのときにたくさんのモノを持っていってもらいたい。
彼らが彼ららしく仕事できるように。
その仕事を楽しいものにできるように。
そういう想いで彼らを日々指導してます。
◆
ちなみに大森の意見に異論として。
ボクが採用時に重視するポイントを書くと。
- 素直である
- 誠実(正直)である
- 努力する事が出来る
これだけです。
何が出来るとか、そんなんは2の次です。
この3つは「優秀」に必要な要素だと思います。
ほとんどの人が持ってる要素だと思いませんか?
だからボクは自信を持って言える。
この世のみんなそれぞれ、とても「優秀」であると。
このエントリを読んでくれているアナタも優秀な人だとボクは断言できます。
ま、ボクも優秀ってことなんだけどな(・∀・)
#お後がよろしいようでw
タガヤっす。
経営者とは、様々な材料を常に仕入れて、来る判断すべきポイントで、如何にハズレを引かないか?ということを試されている気がします。
ビジネスなんだからビジネスライクに判断すれば良い。とは思うのですが、どーやらボクは周りからは人情派に見えるらしく、単純な損得勘定では判断できないタチと思われているらしいのです。
それはちょっと違う。
ボクはどっちかというと、判断できないのではなくそうしないだけなのです。やろうと思えばやれるけど、やらない。
損得勘定で天秤にかけるけど、そこに友情とか義理とかそういう要素ものっけてみるんです。
大概、義理人情の要素が重いのです。
だから人情派だと見えるのでしょう。
それでもひっくり返らない場合もあるんです。
今日はそんなことがあった日でした。
ボクは経営者なのです。
だから損得勘定を判断基準から完全に排除する事はできない。
でも、日頃からお付き合いさせてもらっている関係は、決して軽視する事はできない。
あ、やっぱり人情派なのかw
◆
ある件でパートナーの澤久と議論しました。
たくさんの選択肢を比較検討しました。
澤久はかなりドライに判断します。ボクとは絶対に違う。
しかしボクが代表である限り、出来る限り歩み寄ってもらってます。
ボクたちの考える、ベスト、ベター、ベターみたいな案を3つ出してみました。
後は先方がどの案を採用するか。
もうこんな判断をしなければならないようなことにはなりたくないです。
タガヤっす。
久しぶりのエントリになってしまいました。
前回のエントリで、失敗しないシステム会社との付き合い方という内容を書いたので、今回はシステム会社視点で、クライアントと上手にお付き合いさせていただくポイントを書きたいと思います。
良くあるケースを書き出しますと。
- 見積提案はタダだと思ってる
- 価格は叩くものだと思ってる
- 追加機能はタダだと思ってる
- 無茶な納期を設定する
- 納品後にまだ価格調整をしようとする
要するに、お金を出す側がえらいという論理です。
この考え方をお持ちの会社とは発展的な関係は望めないと思っています。
ただ、クライアントを技術用語や専門用語で煙に巻き、クライアントを思い通りに操作しようとするシステム会社さんも居ます。非常に不愉快極まりないのですが。
ボクはクライアントとは、どこまで行っても「ギブアンドテイク」の関係以上にはならないと思っています。技術を提供し対価をいただく。ギブアンドギブでは会社は潰れてしまいますし、テイクアンドテイクでは、クライアントが逃げてしまいます。
ちゃんとギブし、ちゃんとテイクする。
これがプロフェッショナルでシンプルな考え方だと思っています。
ギブする内容がきちんとクライアントの要望に応えることができ、さらに発展的なご提案ができることが重要であり、目的はクライアントの事業が発展的に成長する事が、そもそものシステム投資の動機であり目的であると思います。
納品することが目的じゃないんです。
そこを間違わなければ、クライアントと上手にお付き合いさせていただけると信じています。
タガヤっす。
先日のエントリにも書きましたが、最近また、いいかげんな仕事する会社が増えてるという話を良く聞くようになったので、ボクが実践してるコツをお教えします。
まず、良くする失敗のケースをご紹介します。
- 提案時に言ってた事と違う
- 安いと思ってたけど結構高くなった
- 納期に間に合わないだけじゃなく中身もさっぱり
- できると言ってた機能が動かない
- 逃げた
上記を避けるため下記のようなチェックポイントを意識しましょう。
・見積仕様書を作成してもらう
作ってくれないのは提案時のお話を実現してくれないと宣言してるのと同意です。必ず作ってもらい、提案時の内容と差異があれば追求しましょう。
言った言わないのケンカになる前に、なぜその会社に依頼することになったか考えれば、提案内容に魅力を感じたからだと思いますので、その提案内容を確実に実行してもらえるようにしましょう。
・実現すべき基本ラインは依頼前に押さえておく
大抵のシステム開発会社は、過去の資源を所有してます。同じような機能はすでに過去の資源にあるので、要望に合わせて追加や変更を加えていくのが通常です。これが安くできる基本的なベースになっています。
ところが。
クライアントによっては、打ち合わせを繰り返すたびに仕様が膨れていく事があります。気持ちはわかりますが、途中でそれを吸収しようとすれば、おのずと金額はつり上がります。上記の基本ベースから逸れているわけですから。
提案を受けたい気持ちはわかりますが、基本的な構想や必要最低限の機能はあらかじめ想定しておくことが重要です。提案された内容は、あくまでそのシステムに色を添えるレベルでしかないのですから。
注意していただきたいのは、機能の想定はざっくりでいいです。顧客名で検索したいとか、そんなレベルです。それ以上はシステム会社の意見を聞きましょう。その受け答えで、ある程度のスキルレベルが計れると思います。
・チェックポイントは複数設定しておく
適宜、ミーティングなどを設定するとは思いますが、そのときに進捗状況を聞いても、「予定どおりです」とか、「少し遅れていますが、十分取り返せます」とか、そんな根拠の無い報告をすることが多いと思います。
機能ごとにチェックさせてもらえるようなレビューを設定しましょう。1週間後に検索機能のレビューをしましょうとか。そんな感じで、適宜チェックしましょう。
じゃないと、
納品日に痛い思いをしなければならなくなります。
◆
とてもざっくりな感じになっちゃいましたが、ボクが気をつけているポイントは以上になります。この他にもある気はしますが、このエントリを書いてる時点で思い出せません(汗)
プロジェクトというものは生き物ですから、刻一刻と状況が変わってきます。その変化に対応できるかできないか、それがパートナーとして信頼できるかどうかのポイントだと言っても過言じゃない気がします。
上記に気を配ってもダメだったら、その会社とは付き合うだけ無駄ですネ。
次回は逆にシステム屋さんの立場から、クライアントと上手にお付き合いする方法について書きたいと思います。
タガヤっす。
昨夜も経営者のみなさまと呑みに行ってました。2日連続はかなり稀でして今夜は静かに過ごしたいと切実に願ってます。
#フリじゃないので誘わないでそっとしておいて!
昨夜のメンバーはみんな個性の塊でして、オイラはいろんなタイプがいるんだなーと勉強させてもらってましたが、ひとつだけ、どうしても理解に苦しむ部分があったのでエントリします。
◆
ある経営者が自社の従業員のことを、「ウチのボケ共が〜」とか「可も無く不可も無く〜」とか表現してたので、ボクらはすかさずツッコムんです。「そんな言い方したらアカン」って。
よくよく聞くと、どうやらこういうことらしいのです。
「小さいしがない会社で、しかも社長もそないに長所はない。
そんな会社に優秀な人が来てくれるわけはない。」と。
ボクは激しく違和感を覚えて、ボクの持論を展開するわけですが、中々聞き入れてもらえません。なぜなら、その人にとってボクは「優秀な経営者」の言う事だからです。優秀なヤツに平凡のヤツの気持ちがわかるかと。
気持ちはわからないでもない。
ボクもそんな時期はあったから。
でも決してボクが優秀なわけではなく、現状に満足せず日々勉強したから今があり、これからも勉強し続けるつもりです。その積み重ねがボクを高みに誘ってくれると信じてるのです。
その方の会社は当社よりも売上があり、社員数も多く、東京にも支社を持っています。それだけでボクよりも優秀な経営者なのです。しかし経営手法はまったくの反対で、会話の多くは噛み合いませんw
ただ、経営の世界に正解も間違いもないんです。結果しか求められてません。失敗したかなーって思った決断でも、絶対に何か残ってるはずなんです。会社を潰してしまうような決断でなければ、それは失敗じゃないんです。
あの失敗があったから今がある。
そう言って笑顔でグラスを傾ける経営者は、皆すばらしい人たちばかりです。
◆
せっかく出会い、一緒にお酒を呑む関係になれたのですから、その経営者の方には是非、もっと大きな商いをしてほしいと願っています。
余談:
「タガヤさんってホントにエラそうですよねーw」
っと呑んでる間、言われ続けました(汗)
ボク、自分ではフレンドリーなんだって勘違いしてたよ。
ところで、エラそうと感じられずにフランクかつフレンドリーな対応ってどーしたらいいの?
あまりに長時間に渡り言われ続けたので、ちょっと殺気が芽生えました。
次言われたら、オレの必殺右ストレートをお見舞いしよーと思います(・∀・)
タガヤっす。
ボクが5年以上も愛用している手帳があります。
かの有名な「フランクリンの手帳」です。
元々手帳を愛用していたボクは、
すんなり移行でき、かつとてもすばらしい使用感でたちまちファンになり、リフィルを毎年買っていました。
ところが、前職を退任してから書き込む予定もなくなり、手帳を手に取らなくなりました。
これでもボクはIT業界の中心で愛を叫んでいる技術者のひとりなので、ノートPCを持ち歩くようになってから、手帳というアナログなツールをデジタル化できないかと、それこそいろんな手法やツールを用いてチャレンジした経緯があります。
打ち合わせの議事録は紙copi、
予定はサイボウズなどのグループウェア、
プライベートはケータイなど。
ところが、今現在と言えば。
打ち合わせはA5サイズのルーズリーフに手書き
予定はグループウェア(共有するため)
プライベートは記憶力w
アナログ管理に戻りつつあります。
なぜかと言うと。
◆
手書きの方が圧倒的に情報処理能力(自分の脳みその)が高いからです。書いて理解できるかどうか。分からない場合、挿絵や図解などを用いて、理解しやすいように記述することができます。
情報の伝達方法で、まず誤解を生む方法は、文字だけのやり取りです。NASAの宇宙飛行士の試験にもありますが、ひとりが実際の絵を見て、無線を通じてパートナーにどんな絵かを伝えます。それを聞いたもう一人が、実際の絵をどれだけ詳細にトレースできるかというモノです。
つまり、どれだけ言語に通じていても、会話で生じる誤解を回避することはとても大変であり、その誤解が生命に関わる職業には、相応の訓練が必要なのです。
テキストだけで理解しよう。それを議事録として社内に共有しよう。そんなん特に訓練も受けてない一般人にできるわけないじゃん。
◆
情報の本質は、正しく理解し、それを活かすことであり、キレイに残すことじゃない。
断っておきますが、デジタル化を否定しているわけじゃないです。手書きのメリットから目を背けないでほしい。自分が手帳を運用しても長続きしないからって。
長続きしないのは、手帳をツールとしてうまく運用できてない証です。そんなに重要じゃないんです。だからすぐに止められる。
グループウェアは情報の共有が目的なのです、ただそれだけ。
手帳は違う。いろんな意味がある。ボクが感じてるメリットを書き出すと。
- 書くことで理解が深まる
- リスクポイントを早く発見できる
- 自分のことが分かる
- どのような環境でも読み書きできる
- 振り返ることも簡単にできる
- 完全無欠なフリーフォーマット
手帳ひとつでいろんなパラダイムシフトを起こすことも可能です。これは実感したことがあるから断言できる。
◆
このエントリは、社内に手帳とノートの文化を広めようとしたら、「使いません」と断言されてショックだったので書いてます。
恐らく、手帳というすばらしいツールの本質を理解していないのではないかと思います。
フランクリンを全社員で利用してる会社も知ってます。恐らく手帳を全スタッフで運用するには、社内教育的な活動が必要なのでしょう。
会社でなくオレ個人で買ってあげようと思ったけど止めた。
お前ら自分で買え。使わないかも知れないものにお金は使えません。
デジタル化を盲目的に推進してしまって失敗というケースが、これからどんどん出てくるんじゃないだろうか?
新しいものを積極的に導入してみるチャレンジはとても重要ですけど、その中で残すものは残していかないと、本質的に良質なものを見分ける能力が乏しくなっていくんじゃないだろうか。
というわけで、ボクはすべてアナログに戻すぜ。
打ち合わせはノート。
スケジュールは手帳。
プライベートも手帳。
#ノートと手帳が一緒にできればいいけど、
#落書きが多いので分けてる
情報の共有化はどーすべか?(汗)
ちなみに手帳用のボールペンは、JORG HYSEK (ヨルグ・イゼック)のペンで東京にしか売ってなく、通販もない時代に買いました。1本5万ぐらいで2本購入しました。涙出たw
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