11月 20

先輩経営者から言われてちょっとうれしかった一言

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タガヤっす。

ある深夜に電話が掛かってきました。
以前お仕事でご一緒させてもらったP社社長からでした。

「今、九州に来てて、VPNルータの設定でハマってるので助けてほしい」という内容でした。

症状を聞いてると、どーやっても合ってる気がするのですが、思ったとおりのサブネットが付与されないと混乱されておりました。

なので、ネットでその動作で正解、という根拠をさらって、URLをメールして差し上げました。

正しい概念を理解していないとハマってしまうポイントだったのですが、そのメールがきっかけでクライアントに信用してもらい、事無きを得たと感謝していただきました。



お礼にお食事に誘っていただいたので、昨夜行ってきました。北新地にあるフレンチに。超おいしかったです。

そこでいろんなお話をしてたのですが、ふと言われた一言がすげーうれしかったのでエントリしときます。

会社のこと、仕事のこと、これからのことなど、ざっくばらんにお話させてもらってたときに、ふと言われました。



「タガヤさんって仕事の話をするのに、お金の話を一切なさらないのね。そんな経営者はとても希有な存在ですネ」と。

確かに。

スタッフのこと。
仕事のこと。
こんな仕事をしていきたいとか、そんなんばっかりで、お金の話をすることはあまりないです。

商売がヘタクソと良く言われます(涙)

ウチは売上よりも利益率にこだわってるので、余計にそう感じられるかも知れません。ハードの仕入れとかやりたくないぐらい、利益率を上げていきたいんです。

利益率を上げるためには、優秀なスタッフが必要です。彼らのコストパフォーマンスが高まれば、利益率が上がると思っているからです。

そういう意味もあってか、社員教育には絶大なる手間と時間を掛けています。時には会社の存続すら掛けてしまいます。

そこはお金じゃないんです。
経営者としてはダメな部類だと思います。
今は。



終身雇用が破綻し、一度は成果主義に傾きかけた企業も、また年功序列的な社内制度の導入が進む中、ボクは今まで通りの経営では、将来的に意味のある会社にはなれないと思っています。

そこでボクは、無限の樹形図をスタッフに教育をすることで築きたいと思っています。

ボクが教育して成長したスタッフが、将来の部下を育てることに繋がっていると思っています。ボクがそうだったからです。

ASENSという会社は、ボクと澤久で作った会社ですが、将来は今のスタッフがその部下を教育することで、より良い会社に成長させてくれるものだと信じています。

今のASENSにとって、スタッフの成長がなによりの利益だと思っています。



ここまで書いて改めて思ったけど、会社として利益は出さないといけません。そこは誤解してません。会社として利益を追求するという教育もちゃんと行っていますが、その利益の源泉は、どうやってもクライアントの利益なのです。

ウチのスタッフは、そこを考えられる優秀なスタッフばかりです。テクニックや効率はまだまだですけどネ。

今後ともASENSをよろしくお願いいたします<(_ _)>


11月 17

話題のソーシャルアプリについて考察

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タガヤっす。

最近ちまたで話題のソーシャルアプリですが、ウチにもいろんなお話をいただくようになりました。

アプリケーションのプラットフォームと捉えれば、iPhoneとかAndroidとか、そんなアプリと一緒かなーって思うんですけど、ちょいと画期的かもと思える部分があります。

それは、

Open Socialという統一的な仕様をGoogle先生が決めてること。

つまり、Open Social準拠のSNSだと、書いたアプリケーションがドコでも動くということで、ある意味「マルチプラットフォーム」を実現できてることかなと思う訳です。

どうもボクはこの「マルチプラットフォーム」という言葉に弱いらしく、10年以上前にJavaに没頭したのも、このキーワードがボクの心を鷲掴みにしたからに他なりません。

しっかし、どうも納得のいかない部分もあります。

ボクはインターネットのサービスは世界規模であるべきだという想いがあります。つまり、ソーシャルアプリは言語の壁が思いっきり存在し、その壁を越えるのではなく、むしろ鎖国を冗長してるように見えるのです。

さらに、そのSNSの会員数以上の利用は見込めないのです。

SNS運営側の利益の源泉はユーザ数やPVです。
ユーザが利用料を支払うか、PV数を広告料というお金に変えます。
しかし、SNSは飽きられてしまっています。

その上げ止まってしまったユーザ数やPV、滞在時間を稼ぐためにAPIを公開し、会員のつながりを利用したアプリケーションを提供できたら、まだまだ稼げるんじゃないか?という狙いが簡単に推測できます。

アプリケーションの制作側は、すでに大きな(?)マーケットがそこにあるので、参入すれば一気にユーザ数を稼げる可能性があります。

しかし、ボクも少し遊んでみましたがすぐに飽きました。
つまり、かなり短命なアプリケーションを大量に消費するプラットフォームなのではないかと考える訳です。

また、違う懸念もあります。
あるサービスではすでに決済情報が漏洩しました。
常に犠牲者はユーザーなのです。

作り手として考えるのは、ユーザが楽しんでくれるアプリケーションを気軽に制作して公開する環境はすばらしいとは思いますが、単純にお金と時間を如何に落としてもらうか?しか、考えてないんじゃないかとも思います。

極論、何も生み出さないどころか、単に消費するだけのアプリケーションだと言えます。

長年、システム開発に携わっている身とすれば、それはとても悲しい方向性だと言わざるを得ません。なぜなら技術者は、クライアントの利益を最大化するために、コストを削減したり販売チャネルを増やしたりしてきたからです。

そこでボクが改めて思ったのは、当社はユーザの価値観をさらに高めるか、新たな価値観を提案するような仕事を一生懸命やっていきたいということです。
たまーにおバカなことにも挑戦しつつw

ソーシャルアプリでユーザが得られるものを具体的に考えると、ちょっと悲しくなってしまったので思い切ってエントリしてみました。

断言します。
ASENSはソーシャルアプリはやらない。
#今のところ(・∀・)


11月 16

また昼間から呑んでみたの巻

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タガヤっす。

まず説明しておきたい。
最近エントリーが少ないのには理由があります。

ウチのスタッフにエントリーしなさいと口酸っぱく言うんですけど、ボクのエントリ後だと遠慮するらしいんです。うん、言い訳だと思うんだけども、ちょっと悔しいのでエントリの頻度を下げたんです。



やっぱり言い訳だった。

ま、ボクのブログを別にするという案もあるんだけど、めんどくさいので却下しました。

そんなこんなで本題。



ここ毎年、締めである年末にあるOSMCの全国実践会の懇親会にだけ参加させてもらっています。いつもお世話になってる数名のためにご挨拶に伺っています。営業はしません、めんどくさいし、ご迷惑になると思うので。

今回は友人である後藤くんが経営してるDAQが表彰されるってことで、お邪魔してきました。

実は。

彼の出張に合わせて呑みに行ったとき。社長がどういう仕事をしてて、外部で表彰されている姿をスタッフに見せたいから、ほとんどのスタッフを同行させると聞いていました。

10数人で出張って結構コストが発生します。
また、スタッフに成長してもらうには?というお題を酒の肴にすることが多かったので、良い機会だから、オレの尊敬するオモロい社長を呼んで、語ってもらおうぜ。と、呑みの席で研修が決定しました。

そう、彼らは朝から大阪に来て、ボクと後藤くんが企画した研修に参加してました。

講師は、

ウェブシャーク木村氏(都合によりキャンセル)
Fenrir柏木氏(個性派)
Shoichi山本氏(バッタ屋)
ASENSボク

うん、すげーメンツだ。オレ以外。
お金取れるんじゃねーかと真剣に考えたりしたもんw

ボクは、ボクがサラリーマン時代に意識していたことをお話していました。かいつまんで書くと、

仕事とは、会社から与えられた作業に自分の利益を乗せる事。
つまり、会社に求められたことだけしてると、それは会社の利益にしかならず、完全無欠の作業であるが、自分がその作業から得られるもの(知識や経験など)を想像して、自分の利益も得られるものに昇華させたものが仕事である。

ま、えらそうなこと言いましたが、ボクもまだまだ頑張ります、ハイ。



その後、みんなで一緒にお昼を食べて、一旦DAQメンバーとはお別れ。
バッタ屋山本が主催してる牡蠣パーティーにお呼ばれしました。
お昼食った直後に、また食う。そして呑むという荒技でした。

バッタ屋山本の自社ビルにお邪魔して、
OSMC懇親会に乱入し、DAQメンバーを拉致してまた呑む、
気がつけば4時前でした(汗)

今気がついたけど、写真を撮るという習慣がLX3というデジカメを使い始めてから無くなったように思うので、S90を買おうと心に誓います、ハイw

しゃべりすぎて、翌日のどがおかしかったです。


どれだけぐだぐだ呑んでしゃべってということをダイレクトにお伝えするためにぐだぐだ推敲もせず書きなぐってみました。

うん、自分でも読み難い。
ってことで、ボクももっとえらそうに話せるようになるため精進しますです、ハイ。


11月 05

ちょっとショックだったこと

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サワヒサです。

ファミマTカードって知ってますか?

ファミマで100円買うごとに1ポイント付くというポイントカードなんですが、10,000円使っても100ポイント(=100円)しか付かないので、しばらく使うことないかなーと思っていました。

で、さっきファミマで買い物した時に401円の会計で500円を出したところ、店員さんに「1円はポイントから支払いますか?」と聞かれました。

えー、そんな使い方できたの?ショック。

ということではなくて、店員さんに言われるまでそんな単純な使い方に気づかなかった僕にショックでした。

僕から「端数はポイントから支払いできないの?」と聞くべきだった。

負けた・・・orz

普段から自由な発想ができるようにしなければ!

と思った35歳サワヒサでした。

10月 22

田舎を支援するということ

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タガヤっす。

以前からこのブログでも紹介しているのですが、
和知青少年山の家という施設に、
いつもお世話になっている方が宿守をされています。

京都府から委託を請けてるらしいのですが、
ボクらには決して見えない「田舎の問題」について、
よくご存知で、いろいろと勉強させてもらっています。

和知町は3つの町が合併して京丹波町となりました。
自動車道が伸びて、アクセスも改善されていますが、
ご多分に漏れず、町自体が衰退していっているようです。

たまにテレビドキュメンタリーなどで、
農業の問題や過疎地の問題などを取り上げていますが、
全国にたくさん同じような問題を抱えた地域が
たくさんあるとのことでした。

いつも思っていました。
なんとかITの力でお手伝いできないか?と。

その宿守さんといろいろ話していて、
あるアイディアを具現化しようと動き始めました。

いろいろアイディアはありますが、
その実現には、クリアしなければならない難解な問題が数多く存在します。

それでもボクはやりたいと手をあげました。
ようやく動き出す事ができました。

まだまだこれからですが、
今後はこのブログで田舎の状況などを
エントリできればいいなーって思っています。

野菜作ったり、米作ったり、いろいろチャレンジしたいと思います。それをノウハウに、全国の同じような問題に悩んでる地域を活性化するお手伝いができればうれしいなー^^



10月 19

HDDが・・・

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アマノです。

先日自分の私用PCのHDDが壊れました;;
PCを起動してみるとOSが立ち上がった後
音はするけどディスプレイに出力されない・・・・
結局OSを再インストールしてみる事に。

が、フォーマット中にブルーバックのエラー;;
もう1度試してみても同じところでエラー。

どうやらHDDの一部のセクタが
エラーを起こすようになってしまったようです。

でも、一部だけならって事でエラーが起こる場所を避けて
パーティションを区切り直してOSインストールは完了!
OS用のパーティションは分けるようにしていたので
同じHDD内の別パーティションのデータを
安全なHDDに移してひとまず安心・・・

とまぁここまで長い前振りでw
後日、HDDを買いにいってきました。
壊れたHDDを買った頃は160Gで8千円とか
それでも安い!って時代でした。
でも今のHDDの価格を見てみると1Tで6800円・・・
買っちゃいましたw
でもコレHDDが壊れると1Tのデータが飛んでしまうって考えると怖いですね・・・

9月 30

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タガヤっす。

経営者とは、様々な材料を常に仕入れて、来る判断すべきポイントで、如何にハズレを引かないか?ということを試されている気がします。

ビジネスなんだからビジネスライクに判断すれば良い。とは思うのですが、どーやらボクは周りからは人情派に見えるらしく、単純な損得勘定では判断できないタチと思われているらしいのです。

それはちょっと違う。
ボクはどっちかというと、判断できないのではなくそうしないだけなのです。やろうと思えばやれるけど、やらない。

損得勘定で天秤にかけるけど、そこに友情とか義理とかそういう要素ものっけてみるんです。

大概、義理人情の要素が重いのです。
だから人情派だと見えるのでしょう。

それでもひっくり返らない場合もあるんです。
今日はそんなことがあった日でした。

ボクは経営者なのです。
だから損得勘定を判断基準から完全に排除する事はできない。
でも、日頃からお付き合いさせてもらっている関係は、決して軽視する事はできない。

あ、やっぱり人情派なのかw



ある件でパートナーの澤久と議論しました。
たくさんの選択肢を比較検討しました。
澤久はかなりドライに判断します。ボクとは絶対に違う。
しかしボクが代表である限り、出来る限り歩み寄ってもらってます。

ボクたちの考える、ベスト、ベター、ベターみたいな案を3つ出してみました。
後は先方がどの案を採用するか。

もうこんな判断をしなければならないようなことにはなりたくないです。



9月 24

山の家をお手伝いしてきた

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タガヤっす。

前回、開発合宿でもお世話になった「和知青少年山の家」にお邪魔してきました。予約を取ってたんですけど、急なキャンセルなどがありまして、人数調整をして行ってきました。

近所のおそば屋さんでおそばを食べて、山の家にいってみると。

さすがシルバーウィークというにぎわいでして、ビール飲み放題の権利獲得を目指してお手伝いしました。テント設営にBBQ用の炭の火起こし、テーブルの設置、その他もろもろ。

もちろんビール飲み放題をいただきまして。
たくさんの栗もいただきました。



前回来たときにあった池の水が無くなってることに気付き、宿守に聞いてみると、目の前にある川から水を引いているらしく、そのパイプが詰まってるか、取水口がずれているのでは?との話だったので、お安い御用と修理を引き受けました。
このときは目の前に川があるもんで、簡単に考えてたんです。

ところが。

対岸には山がそびえ立っていて、まるで人間の立ち入りを拒んでいるかのようなうっそうとした雰囲気のある場所なのです。まずそちらに渡り、雑草が身長ほど伸びてる山道をかき分けて山を登る事数十分。

宿守が言います。

「黄色いタンクが見えるやろ?」と眼下数10メートルを指差します。



実物大が想像できないぐらい
小さく見えてます(涙)


ま、まさか、この崖を下るのか?と思いましたが、それはいくらなんでも無茶って話です。

だって、さっき山を登ってた道中、こっちに踏み外すとヤバいなーってぐらいの角度で切り立ってる山ですもん。完全に谷です、谷。ハイジんとこのペーターもビックリですよ。

すると宿守は谷にある切り株を指差します。



「ほら、このロープを伝って降りるねん」



ホームセンターとかでよく見る、ビニール製の黄色と黒のストライブなロープです。それが切り株に頼りなく結んであります。その先は遠く谷底まで続いてます。



マジで?(汗)
ザイルとか鎖とかじゃなくナイロン製なんだもん。

ところが、御年50過ぎの宿主がお手本とばかりに下り始めました。その過程を見ていると、ここで行かなかったら男として宿主に劣ると、男の意地ってヤツに火が着きました。

こっちは特殊部隊の訓練を受け、ラペリングというロープを使ってビルを下りたり、天窓から侵入するなんて日常茶飯事にやってることです。



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ゲームの話ですけどw
#Rainbow Six Vegas 1 and 2( Xbox360 )

とにかく必死こいて下りましたよ。
ナイロンだから伸びるし、カラビナとかじゃなく素手で握ってるもんで痛いし。

下から声がします。



「絶対にロープから手を離すなよー」

そんな勇気はまったくない!



いやー、すげぇ体験をしましたよ。
バッシュは山では意味が無い。つーかめっちゃ滑る。

で、修理ができたかというと。
もうひとりの宿守のお手伝いさんがパイプレンチを忘れてしまい、取水口だけ治して帰ってきましたw

帰りの道中はけもの道と言われる道すらない森の中を、水を通すパイプを伝って帰ってきました。道中、イノシシとシカの白骨を発見。いろんな骨が転がってましたけど、頭の骨をお手伝いさんがテンションあげて持って帰ってきてました。

やっと山の家の前にある川まで降りてきたら、野生のヘビ、恐らくアオダイショウと思われる幼蛇を発見! 今度はボクがテンション上がってしまい、捕まえようとして転けましたw

無事捕獲して観察してると、飼ってるヘビとは違う体の使い方をして脱出を計ります。すげー、と思いながら簡単には逃がしませんw
ひとしきり観察して逃がしてあげました。
大人になれば1メートル以上になる種類ですけど、まだ1メートル未満の子供でしたので平気でした。ウチのコよりも小さいんだもん。

マムシが出ると言われてたので、楽しみにしてたのはここだけの秘密です。



文字通り、必死の中で生還した翌日、
筋肉痛がひどくて仕事する気になれません・・・

スイッチを押したかのように、あまりにも普通の日常に戻ってきているので、昨日の出来事には思えません。

でも気持ち、色んな意味で強くなった気がしますw


9月 17

失敗しないクライアントとの付き合い方

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タガヤっす。

久しぶりのエントリになってしまいました。
前回のエントリで、失敗しないシステム会社との付き合い方という内容を書いたので、今回はシステム会社視点で、クライアントと上手にお付き合いさせていただくポイントを書きたいと思います。

良くあるケースを書き出しますと。

  • 見積提案はタダだと思ってる
  • 価格は叩くものだと思ってる
  • 追加機能はタダだと思ってる
  • 無茶な納期を設定する
  • 納品後にまだ価格調整をしようとする

要するに、お金を出す側がえらいという論理です。
この考え方をお持ちの会社とは発展的な関係は望めないと思っています。

ただ、クライアントを技術用語や専門用語で煙に巻き、クライアントを思い通りに操作しようとするシステム会社さんも居ます。非常に不愉快極まりないのですが。

ボクはクライアントとは、どこまで行っても「ギブアンドテイク」の関係以上にはならないと思っています。技術を提供し対価をいただく。ギブアンドギブでは会社は潰れてしまいますし、テイクアンドテイクでは、クライアントが逃げてしまいます。

ちゃんとギブし、ちゃんとテイクする。
これがプロフェッショナルでシンプルな考え方だと思っています。

ギブする内容がきちんとクライアントの要望に応えることができ、さらに発展的なご提案ができることが重要であり、目的はクライアントの事業が発展的に成長する事が、そもそものシステム投資の動機であり目的であると思います。

納品することが目的じゃないんです。
そこを間違わなければ、クライアントと上手にお付き合いさせていただけると信じています。


9月 04

失敗しないシステム会社との付き合い方

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タガヤっす。

先日のエントリにも書きましたが、最近また、いいかげんな仕事する会社が増えてるという話を良く聞くようになったので、ボクが実践してるコツをお教えします。

まず、良くする失敗のケースをご紹介します。

  • 提案時に言ってた事と違う
  • 安いと思ってたけど結構高くなった
  • 納期に間に合わないだけじゃなく中身もさっぱり
  • できると言ってた機能が動かない
  • 逃げた

上記を避けるため下記のようなチェックポイントを意識しましょう。


・見積仕様書を作成してもらう

作ってくれないのは提案時のお話を実現してくれないと宣言してるのと同意です。必ず作ってもらい、提案時の内容と差異があれば追求しましょう。
言った言わないのケンカになる前に、なぜその会社に依頼することになったか考えれば、提案内容に魅力を感じたからだと思いますので、その提案内容を確実に実行してもらえるようにしましょう。


・実現すべき基本ラインは依頼前に押さえておく

大抵のシステム開発会社は、過去の資源を所有してます。同じような機能はすでに過去の資源にあるので、要望に合わせて追加や変更を加えていくのが通常です。これが安くできる基本的なベースになっています。

ところが。
クライアントによっては、打ち合わせを繰り返すたびに仕様が膨れていく事があります。気持ちはわかりますが、途中でそれを吸収しようとすれば、おのずと金額はつり上がります。上記の基本ベースから逸れているわけですから。

提案を受けたい気持ちはわかりますが、基本的な構想や必要最低限の機能はあらかじめ想定しておくことが重要です。提案された内容は、あくまでそのシステムに色を添えるレベルでしかないのですから。

注意していただきたいのは、機能の想定はざっくりでいいです。顧客名で検索したいとか、そんなレベルです。それ以上はシステム会社の意見を聞きましょう。その受け答えで、ある程度のスキルレベルが計れると思います。


・チェックポイントは複数設定しておく

適宜、ミーティングなどを設定するとは思いますが、そのときに進捗状況を聞いても、「予定どおりです」とか、「少し遅れていますが、十分取り返せます」とか、そんな根拠の無い報告をすることが多いと思います。

機能ごとにチェックさせてもらえるようなレビューを設定しましょう。1週間後に検索機能のレビューをしましょうとか。そんな感じで、適宜チェックしましょう。

じゃないと、
納品日に痛い思いをしなければならなくなります。



とてもざっくりな感じになっちゃいましたが、ボクが気をつけているポイントは以上になります。この他にもある気はしますが、このエントリを書いてる時点で思い出せません(汗)

プロジェクトというものは生き物ですから、刻一刻と状況が変わってきます。その変化に対応できるかできないか、それがパートナーとして信頼できるかどうかのポイントだと言っても過言じゃない気がします。

上記に気を配ってもダメだったら、その会社とは付き合うだけ無駄ですネ。


次回は逆にシステム屋さんの立場から、クライアントと上手にお付き合いする方法について書きたいと思います。