タガヤっす。
最近、友人の個人事業主たちがスタッフを採用することにしたという話を聞きます。
ボクも経験があるから分かるのですが、雇用する側にはとても勇気のいることなのです。個人事業は文字通り、大抵は自分が食べていくために必死で、他の人の生活まで責任が負えないのが実情です。
しかしふと不安に思うのです。
ひとりで稼げる規模なんてたかだか知れているからです。
個人事業主にとって採用とは一大事業なのです。
◆
日本の雇用にまつわる法律は素晴らしく整備されています。海外で生活してたことあるボクとしては、かなり過保護だと思えるぐらいです。
映画や海外ドラマにあるように、簡単に「クビだ!」とは言えません。
雇用契約を済ませてしまえば、社内規程にあるルールを守ってさえいれば解雇されることがないのです。さらにその社内規程に書いてあることは、会社でやらなくても法律違反であるような当たり前のことしか書いていません。
雇用する側が一方的に不利な法律なわけです。
そしてその条件は年々厳しくなっています。
会社側は雇用するときに、たくさんの約束事をします。
給与、休日、勤務時間、仕事内容などです。
つまり会社に来てさえいれば、給与が補償されるわけです。
ある本にこう書いてありました。
「日本の国民一人あたりのGNI(国民総所得)は世界17位の360万程度」
これは効率が悪いだけではなく、日本の雇用を守ろうとする風土がいかんのだと思います。簡単に解雇出来ないんだもん。誤解を恐れずに書くと、出来ない社員が残り、出来る社員はキャリアアップとばかりに転職するのが実情でしょう。
あ、脱線しました。
当社では採用するにあたり、こちらからコミットする条件を提示すると共に、相手にコミットしてほしいことを設定しています。
応募者がプログラマとして活躍したいと言えば、具体的にどんなプログラマになって、どんな活躍をするのか。またそうなるのはいつか。
お互いに約束し合うのです。
これはかなりいいことだと実感しています。
このコミットメントを達成するために必要なことはすべて言えるのです。また本人は入社時にした約束ですから、しっかりと覚えておいてくれます。そしてその約束を果たすために尽力してくれます。会社としてはその人を雇用できることがすでにメリットになります。
応募者としては採用試験に通ることが目的なのです。採用してもらったら終了、努力することを年々忘れてしまいます。そしてその会社にいることが当たり前になったとき、何かが崩れ去ります。
もちろん採用後、努力をする人がいないというわけではないです。
ただ、社内の人材について悩んでいる経営者の話を聞くと、ボクは採用のステップが悪いと思ってしまうます。どんな人材になってほしいと約束しなかったからだと。
そしてその後のコミュニケーションも漠然としたものになります。
悪いと思って指摘しても、それは社長の価値観でしょ?みたいな。
最初に約束しておけば、約束が達成されてなければ意見出来ますし、本人も約束したことだからと理解してくれます。
すでに採用した後の人材でお困りの経営者の方は、野球の契約更新みたいなイメージで、約束を作ることをオススメします。
当社は今後、このように展開していきたいと思います。
ついてはあなたにこういった立場でこのような活躍を期待したいと考えていますが、どうですか?って。
その後のコミュニケーションは、飛躍的にやりやすいものになるはずです。
◆
実はこんなエントリを書いているのは、当社のスタッフが独立するために退職します。
3年前、「自分でサービスを作って運営できるようになりたい」と言って、ウチに応募してきたのを今も鮮明に覚えています。
そのときのコミットメントは、「当社のエースプログラマを目指す」ことでした。そしてそのコミットメントは達成されました。
素晴らしい成長でした。
ボクはイチから指導というより、イチしか教えてませんw
今ではサーバの構築などから、サーバサイドのプログラム、クライアント側のプログラム(JSなど)から全てをこなせる技術者になりました。
ちょっと感慨深いですね。
しっかし、ウチを退職する人が2人目なのですが、2人とも独立するってどんな会社やねんwって思います。
退職しますがウチとの関係はこれからも続いていくと思います。
そう思うと、彼の一層の成長を期待しつつ、見守りたいと思います。
ただ。
これから採用活動を真剣にするので、辞める時期を3ヶ月ほどずらしてもらえませんか?(涙) 年末か年度末に退職したいという言葉を「年度末ね」って自分勝手な解釈で長めに理解しててスイマセン。
プレゼントするスキルの重要性
タガヤっす。
いつも憧れるスキルがあります。
それは「プレゼント」のスキルです。
誕生日や記念日などに、そっとメッセージを添えたプレゼントをスマートに贈れるって素晴らしいと思いませんか?
昔は良くプレゼントする人だったのですが、最近はめっきりしなくなりました。もらうことが少なくなったのも理由のひとつですが、大人になったのか、見返りを求めてる自分自身が見え隠れしては自己嫌悪に陥るのがイヤになったんです。
・プレゼントしたのに、自分のときにもらえない
・日頃お世話することが多いので、もらって当たり前
・そもそも何が喜ばれるかわかんない
ほら、嫌なヤツでしょ?(汗)
意識して変えていかなければ!と思って、このエントリを書いています。
◆
そもそもプレゼントとは、贈る相手に喜んで欲しいとか、日頃の感謝の気持ちだったりとか、見返りなんて求める必要なんてないはずなのです。
もう一度、昔のように純粋な心で、感謝の気持ちをかたちにして贈れる自分になろうと思いました。
と言うのも。
先日、株式会社イマリ の久保くんをボクが一緒に呑みたいという理由だけで大阪に呼びました。
そして楽しい時間を過ごさせてもらいました。
なのに、熱いメッセージと共に久保くんの会社の商品を贈ってもらいました。
もうね、何がうれしいって。
1回研修で会っただけでボクが勝手に久保くんに興味を持ち、ボクがまた会いたいからって大阪に呑むためだけに呼びつけて、さらに早朝4時過ぎまで付き合わせて楽しんだ挙句、プレゼントまでいただくなんて。
こんな大人でいいんだろうか?(汗) と若干心配になりました。
◆
しっかしアロマランプってはじめて使いましたが、いいですねこれ。
昔、オイルを噴霧するディフューザーはいただいて、気に入って使っていたことがあります。オイルを変えるとフラスコが白濁して掃除が大変だったりしましたが、リフレッシュするし、タバコを吸うのでニオイが気になっていました。
しばらくして使わなくなりましたが、アロマの効果は素晴らしいものがあり、今でも各種のオイルは常備しているほど、アロマオイルは好きです。
この商品はアルコールランプと同じ要領なので、オイル自体はこのランプでしか使えませんが、芳香能力はディフューザー以上かも知れませんし、何より掃除の必要がありません。
火気を使う分、気を付けなければならないポイントもありますが、ボクは手軽さが気に入りました。
オイルと芯は消耗品なので、これはリピートさせていただきたいと思っています。
いい商売って、お客さんが喜んで買ってくれて、商品やサービスに満足してくれて、また利用してくれて、会社もちゃんと利益を出しているというすべての要素が満たされなければならないと思っています。
久保くんはいい商売をちゃんと誠実にやってるんだなーって感じることが出来ました。
今日はいい刺激をいただいたので、オチはナシですw
タガヤっす。
こんなボクでも一応人の親だったりします。
立場上いろんな方々にお会いすることが多いのですが、ボクが自分のことを人見知りだと言うと誰も信じてはくれません。
それほど対人能力が上がっているわけではありませんが、たったひとつだけ、心がけていることがあります。
それは今現在、子育てにおいて最も重要視していることでもあります。そんなことを改めて感じられたことがあったのでエントリします。
◆
自分だけの価値観を創造し、発展させる。
恐らくこれだけです。
自立してほしいとか、損得なしに他人のために動ける人になってほしいとか、いろんなことは考えてますが、根っこはこの一言です。
今までのキャリア(経験)の中で、生きていることを心から楽しんでいる人は、総じて魅力的な人が多いです。そんな人の周辺には、これまた魅力的な人が多いのです。彼らに共通することはたったひとつ挙げるとすれば、自分だけの確固たる価値観を持っています。
じゃ、そもそも価値観って何?
簡単に言えば、自分だけの判断材料を持っているんです。
例えば、ケータイ電話を新調したいとします。
最近はスマートホンが流行ってるよね。
スマートホンならこれが人気だよね。
ボクのキャリアで人気の機種はどれだろう?
一般的に他人の意見がポジティブなものや売れ筋商品を買いたくなるのが心理です。しかし彼らは違います。「判断材料」に基づいて明確な選択をします。他人がどれを買ってようが、その商品がどれだけネガティブな意見で満たされてようが関係ありません。
ボクが子供たちに教えたいというか、身につけてもらいたいことはたったこれだけなのです。
◆
日本の教育は素晴らしい水準にあるとボクは思っています。
しかしながら、みんな同じであることを前提に組み立てられていたため、欧米のように個性を伸ばしたいと考えて変えられました。ゆとり世代って呼ばれるものですね。ボクはそれ自体は否定はしません。素晴らしい教育を変化させようとした努力を評価したいと考えています。
土曜日が休みになり、ボクが子供にしたことは。
何がしたい?
何がすき?
何が食べたい?
何をどうしたい?
これを聞き、実践し、結果に責任を持ってもらう。
こればかりやってきました。
すると面白いことに、とってもいい子に育っています。
別にいい子じゃなくてもいいんだよ?って言うんですけどねw
新学年の初日に先生に反省文を書かされました。
前に同じクラスで仲の良かった友達とまた同じクラスになれたことがうれしくって、授業中におしゃべりをしてしまったらしいのです。
当たり前ですが、クラスで1番早い反省文提出者になりました。
ボクは笑って聞きました。
何でも1番はいいね!でもなんて書いたの?
彼はもうしません的な典型的な反省文を書いていたのですが、ボクが気になったのは、なぜもうしないと決めたのかの理由が知りたかったのです。
一生懸命に勉強しようとしてる友達の邪魔になるからと答えました。
反省文とは、行った行為について反省することを求めていますが、ボクが求めているのは、なぜ反省文を書かされ、なぜ反省し、なぜ反省文の内容になったのか?そしてその後どーするのか? なのです。
彼はその後、反省文は一度も書いてません。
今年小学校最後の学年なので、また反省文書かされるようなことしてよwって言うんですがやってくれません。行為自体は褒められたものではないのですが、彼の価値観の一端が見れるので、反省文が好きになってしまっていました。
それ以外でも彼の価値観の一端を書きたいのですが割愛しますw
とても自慢できる子供たちになっています。
◆
相手の価値観を尊重すると、逆に尊重されるようになります。
そういう関係って居心地の良いものになります。
彼らにもそんな関係をたくさん作って欲しいと考えています。
そして彼らの価値観を発見し、尊重しようとする姿勢が、思わぬ副産物をもたらしました。
会社のスタッフや取引先や役員をさせてもらってる会社に対しても同じことをするようになったのです。
今まで以上に良好な関係を構築、維持、発展することができるようになりました。
自分の価値観を曲げる必要なんてどこにもないんです。
さっきのケータイの話ですが、仲良くしたいからって同じケータイにする必要はないのです。
なのに。
最近iPhone4Sに変えないんですか?って良く聞かれるんだけど、オレは4で満足してるから、Sにする必要性を全く感じてないしSIMフリーだからこれでいいんです!って言うんだけど、なんか言い訳がましいというか、我慢してるって思われてる気がしてならないんだもん。
5が出たら考えます。
タガヤっす。
先日、つーか昨日まで岐阜でMGというMQ会計をゲームで学ぶ研修に1泊2日で参加してきました。
DAQ後藤くんに紹介されたのが2年ぐらい前で、ネットで色々調べて感じたのは、この手の門外不出系研修つーのは、胡散臭くて仕方がねーなおい、ぐらいの感覚だったのを今でも覚えています。
DAQの社外役員になったとき、1回は絶対に受けてくれと言われて、初めて参加した東京MGが今年の5月で、DAQ主催の伊豆MGも参加し、今回は3回目でした。
今回も学びの多い研修になりましたが、改めて感じたことがあったのでエントリします。
◆
そもそも研修とか勉強会に参加するのは、何かを得られると感じているからです。そしてそれを得るためにお金と時間を使って参加し、必死で学びます。
会社とかの指示で参加させられてる人がいるとすれば、会社はあなたの成長を期待しているわけです。
そんなに数は多くないですが、ボクも今までにいろんな研修に参加してきました。
振り返って考えてみると、自分の成長に最も役立ったことは、どんな研修でも「たったひとつ」にまとめられることがわかりました。
それは、研修後の参加者との交流です。
色んな方々と話をすることで、研修で学んだ内容に深みがでます。疑問に思ったことなどを色んな人に聞くんです。そこから個人的な話になり、いろんな話に発展していきます。
そう、結局は人との出会い、そしてそんな人たちとの交流から、自分は成長していくんだと思います。
考えてみれば、研修後に交流会を設定しているところが多いのも納得です。単なる勉強会では、ここまで理解を深めることは不可能なのではないかとさえ感じます。
◆
実はボク、基本的にはかなりの人見知りでして、交流会とか参加したくないのです。知り合い大好きです。そもそも知り合いが居なければ参加しませんし、その知り合いが他の方と交流に忙しければ、会場の隅っこでひとりで自分交流することが多いですw
#はじめまして。って自分から名刺交換することとかないです(汗)
そんなボクでも気軽に交流できる研修だったDAQのMGが終わってしまったのはとても残念ではありますが、最後ということもあり、たくさんの方々とお話できて、自分の成長を大いに感じることができました。
◆
いやー、ホントにいろいろ成長を感じました。パワーアップですよ、明らかに。
だからといって、
2次会にまで参加して3時頃まで呑んで、翌日9時から開始される2日目に30分以上遅刻したことを正当化しているわけでは決してありません(汗)
道連れにした人ごめんなさい。
タガヤっす。
先日、元同僚が独立するという話を聞きました。
独立とは対局にある人だと思ってたので、そのニュースを聞いたとき、驚いたと共に、ようこそ!という変な感覚を覚えました。
独立してでも成し遂げたいことが出来たということは、本当に喜ばしいことなのですが、そこには確実にリスクが付きまといます。是非、成功してほしいと思います。
また、少し寂しいニュースもありました。ネット見てたらたまたま発見したのです。
怖いなー、インターネットって。
◆
当社も今月で4期を終え、来月から5期を迎えます。
有限会社FaKiEを売却したのも5期でした。そのときに比べれば、売上の成長率は及びませんが、心労というか、経営者として成長するための悩みがほとんどないまま、ここまで来ました。
いいのか悪いのかわかりませんが、以前よりも格段と懐が深くなったのだと理解しています。
来期は少しスピードアップするために、ある会社とのジョイントを目論んでいます。また海外に現地法人を設立して、あることにチャレンジしようと思っています。
立ち止まっているわけにはいかないと自分に言い聞かせて、さみしい気持ちは今日寝て、すっかり忘れたいと思います。
タガヤっす。
相変わらずまたボクのエントリです。
ブログで皮肉っても、見てないので無駄なのかも知れません(涙)
#これを原因に減給したろか・・・
◆
地震や政府の対応、原発事故など、あまり個人的な意見を言わないスタンスをボクは貫いています。理由は言いませんが、意思があっての無言です。
しかし、東京電力は株式会社で上場もしています。
経営者として東電に思うことはエントリしてもいいかなーと思い、エントリします。
東京電力は電気を作って売る会社です。
その工場で甚大な事故を起こしてしまいました。
ちょっと言い換えましょう。
パン屋さんに置き換えましょう。
パンを作ってる工場で爆発事故を起こしました。
材料の小麦粉を四方八方に撒き散らしました。
当たり一面、真っ白になりました。
掃除費用や作物の保証、いろいろとお金が必要です。
このパン屋さん、どーなると思いますか?
まず工場があるぐらいですから、保険に入ってると思いますが、それでも全額は負担してくれません。
株主である社長は、自費を投じて保証するでしょう。
しかし、保証しなければならない額が自己資本、つまり持ってる以上の金額になれば、会社は倒産してしまいます。
このパン屋さんが上場してた場合、このパン屋さんの株を買っている株主は、持ってる株券が見事に紙くずになります。上場も廃止されてしまうでしょう。
しかし東電の場合、違います。
国(国民)が保証を肩代わりします。
保証も東電ができない分、国(国民)が行います。
そして東京で唯一、電力を作っている東電は事業を継続します。なぜなら、他に作ってくれるところがないからです。電気がなければ何も出来ない世の中だからです。
おかしいと思いませんか?
国民は国という名のもと保証に加担させられます。それは日本で起こったことなので、国民として義務なのだと考えられますが、株券もくれない、配当もない、なーんのメリットもないのです。
東電が会社であるなら、この事故をきっかけに倒産し、東電が残した施設を他の会社が買取り、運営していくのが経営として正しい筋だとボクは思います。
東電管内の電気をゼロに出来ないのは理解できるので、東電ではない会社に引き継ぎ、その部分を国が援助するというのなら理解できるのです。
許可して援助した国(国民)にも責任があるのだから。
東電が負う責任は軽いものではないです。
しかも会社として負える責任をはるかに越えているのも事実です。
なら、東電が果たせる責任を100%果たしてから、国(国民)に頼るのが筋でしょう?
ウチが倒産しても国が保証してくれないからヤキモチ混じりに書いてるという指摘については、まったく否定しませんが、自分で負える責任範囲で自分勝手に経営したいと思ってます(・∀・)
タガヤっす。
ってかホントにウチのスタッフはブログを書かないので、いちいち冒頭で名乗る必要性をまったく感じなくなった今日のこの頃です、こんにちは。
今日は、インターンシップに応募してくれた方の会社見学がありました。
簡単な面談をしていたのですが、ビックリしたので「ネタ」としてエントリします。
◆
大学で数学を専攻していたというマーケティング希望の男性でした。
なぜマーケティングを希望しているのか、質問しようと思ってたところに思わぬ質問を受けて笑ってしまいました。
笑えるようになった自分の成長にビックリしつつ。
「何のためにマーケティングしてるんですか?」
もうね、ドコから突っ込んでいいのかとw
真面目に応答する澤久を横目に、笑い出しそうなのを必死でこらえるボク。
やっと質問できてその答えに驚愕しました。
「専攻していた数学が活きると思ったから」
え?
マーケティングで数学?
例えばどのへんで?
「確率とか!」
ダメだw
恐らく人としてダメだ。
ある制度を利用したインターン応募のため、その人がウチに来たいと言ったら断れなさそうな空気だったため、こちらの質問として付き添いの方に質問した。これみよがしに。
ウチがNoと言える仕組みになっていますか?
だって、
本人が希望 → 開始日時調整 → 資料に記名捺印 → スタート
というステップを説明されたので、
本人が希望 → 会社とのコミットメント作成 → コミットできるならOK → 開始日時調整 → 資料に記名捺印 → スタート
という風に、コミットメントステートメントの制作とそのステートメントへのコミットを追加してもらいました。
あと大体、彼の人物像を把握できたので、それを事前に潰すかのように質問と説明をしました。
大体こんな感じ。
- 大人として扱うため、例え遅刻しても怒らない
- 会社は個人の問題を解決するために努力しない
- 社内情報は無制限に公開しているため守秘性が高い
- 出来るようになるために努力するのは本人
- 自分を律することが出来ない人は無理
先ほど電話があり、本人が希望しなかったということで一安心。
理由を聞いたら、朝が弱いということと、もう少し規則がキッチリしてる会社がいいとのことらしいです。
ウチの始業11時なんだけどねww
そして規則がキッチリしているところがいいというのは、自由にセットで付いてくる「義務や責任」を負えない人なのです。なぜなら、規則さえ守っていれば怒られることがないからです。
まあ、小さな会社にそんな人は必要ないのですよ。
でも、上記で書いた説明をちゃんと聞いてくれていたんだと感じました。そう、断りやすいようにした説明なんだよね。あの説明を聞いてなお、ウチを志望してくれていたら、それはそれで少し面白くなっていたかもねw
◆
最近の大学卒ってこんな人ばっかりなんですかねー?
澤久がぼそっとつぶやいた。
そんなことはないと思うよ、自信ないけど。
ただ、明確に思うのは、少なくともボクらが新卒採用を目指していた時代の意識とは違うということですね。
ボクが就職活動してた時期は既に終身雇用が疑われ始めた時期で、どれだけ自分のキャリアを計画的に構築するか、そこにしか興味がなかったのですが、それはつまり、目指すキャリア像が明確にあったのです。
周りの学生は皆、内定もらった会社で一生、働き続けるつもりはなかった。
あーあ、こういうことを考えている時点で、年を取ったなーと再確認するわけです。
でもまあ、ウチの人材不足もそろそろ危機的で、早々に育てる人材を見つけないといけないのは事実なので、これにめげずに採用活動をしていこうと思います。
タガヤっす。
堀江さんが収監されることが決定しました。
心の中で実刑はないと思っていたので、すごく残念でなりません。
なぜ残念に思うのかと言うと、他人事ではないからです。
◆
まず、考えてほしいことがあります。
日本の人口は現在、約1億2800万人です。
詳しい分布はこちらをどーぞ。
日本の人口統計 – Wikipedia http://bit.ly/hJGCxa
基本的に商売とは、このマーケットの母数を基礎に組み立てていきます。当社が海外をターゲットにできる会社はチャレンジした方がいいと常に言ってる意味がここにありますが、それはおいておきます。
1998年の第1次ITバブル時代、インターネットを使ったビジネスが誕生しました。何が言いたいかというと、新しいやり方には常に既得権益との競争があるということです。
電話しかり、本屋しかり。電話ではソフトバンクの孫氏が、本屋ではAmazonが、音楽ではiTunesが。
この世界規模でみたら、とても小さなマーケットなのに、取り合いするマーケットによっては、堀江さんと同じことが発生する場合があるのです。
ボクは海外から入ってくる方がやりやすいと思っています。どーも日本人は舶来モノに弱い傾向があるようです。日本国内でAmazonやiTunesが誕生していたとしても、今はもう存在しないでしょう。
これが既得権益です。
自分たちの今ある利益を守るため、新しくて可能性のあるモノを全力で排除するのです。それはみんながやることです。ポジション争いや新人潰しなど、今の自分のポジションを守りたいと思うことは、いわば生存本能なんだとボクは考えます。
やっかいな人たちがたくさんいるのが当たり前なのです。こうすればもっとよくなるのに。そんなことがたくさんありますが、その非効率によって守られている誰かがいるのです。
しかし日本においては、既得権益者の力が非常に強い場合が多いのです。それを理解せずに新しいことを強引に進めてはいけないのです。見えない力によって潰されてしまう可能性があるのです。これが現実なのです。
ではどうすればいいのか?
ボクは海外に活路を見出してほしいと思います。
日本人として、日本をとても愛していますが、チャレンジできない、チャレンジが潰されてしまう国に未来はないと思っています。
堀江さんは日本にとって確かに異端児でしたが、それを許容できない国に未来はないんです。変化することを明らか拒んだのですから。そういう意味で、ボクは日本という愛すべき母国に大きく失望しました。
これがボクが残念に思う理由のひとつです。
他にもありますが、ここでは割愛します。
ボクも経営者として成長することを望んでいます。
もしその先に既得権益との競争があったら、ボクは戦えるのだろうか。
今はまったく自信がありません。なぜなら、堀江さんと同じことをやってしまいそうで怖いのです。
本件の判決を怖いと感じている人はボクだけではないと思います。そういう判決になってしまいました。
改めて海外展開への意思を強固にしました。
まあ、適当にガンバレや、日本(・∀・)
タガヤっす。
コミットとは、コミットメントのことです。
コミットメント
【英】:commitment
達成すべき目標そのもの、また、達成すべき目標を定め、未達成の場合は明確に責任を取るという責任を持ち目標達成に臨む考え方。
ボクは個人的なことではなく、決意表明的なイメージを持っています。
なぜこんなことを言うかというと。。。
◆
先週末、社外役員をやってる会社で「すごい会議」を開催してきました。その会社で実施するのははじめてだったのですが、この会議の持つ本来の意味や意義を理解してもらうための下地が出来たからです。
結果から言うと、すごい効果が既に出ています。
リーダーという立場を敬遠し、責任という言葉から逃げ、時間がないと自ら言い訳をする。普通の会社ならこういうスタッフがほとんどだと思います。
恥を忍んで言えば、その会社もそうでした。
しかし今は違います。なぜそうなったのかをエントリしたいと思います。
◆
会社の目的が売上だとか経常利益だとか、そういう数字である場合、その数字にコミットできるスタッフは極少数です。これが事実です。
では、個人の希望と会社の希望はリンクしえないものなのでしょうか?
ボクはそう思いません。
学生が就職活動するときに重視すると言われるポイントを挙げてみましょう。
1)休日が多い
2)給与が多い
3)仕事が楽しい
ざっくりこんなもんでしょう。
しかし会社の目的は儲けることです。利益を上げることです。
無条件に上記を実施すれば、普通は潰れてしまいます。
では、上記のポイントを実現しながら、利益を最大化する方法はないのでしょうか?
すごい会議のいいところは、スタッフが自ら考え、目標を設定し、それを実施すれば、自分の希望する環境が実現でき、会社の目的も達成できるところにあります。しかもそれは、社長が売上◯◯という数字を押し付けないところにあります。
どうすれば、休日を増やせるのだろうか?
これをひたすらに考え抜くのです。
そこには、会社を赤字にしてでも休日を増やしたいと考えている人はいません。自分の働いている会社が潰れてうれしいスタッフはひとりもいないのです。
この問題を解決するためには、業務の効率化が実施されるわけですが、どこをどのように改善するかはスタッフが考え、実施します。なぜなら会社に損害を与えることなく休日を増やしたいからです。
◆
当社では採用時に、どんな人材を求め、その人にどんな人になってほしいか、具体的に提示します。
例えば、
「将来的に当社のエースプログラマとなり、後輩を指導してほしい。クライアントからも後輩からも信頼される人になってほしい。」
ときちんと伝えるようにしています。
そしてこの目標に対してコミットしてもらうようにしています。
求める人材に応じて、求めるコミットメントは違いますが、募集時に明確にしているため採用判断に迷うことがありません。
あとは、このコミットメントを達成するための努力を求めるだけです。
◆
XXXX年XX月XX日までに、
YYYYYYYYを達成することにより、
ZZZZZZZZになる。
Yを達成するために、Zになるために、どうすればいいのか。
それらをスタッフと考え、約束することがたくさんできれば、会社はおのずと成長していくでしょう。
みなさんは、会社と、またはスタッフたちと、どんな約束をしていますか?
タガヤっす。
社外役員をやらせてもらってる会社があるのですが、そこで久しぶりに語っちゃいましたw
自分が常に意識していることでも、他の人に教えるってのは難しいというか、常に工夫しないといけないと思ってます。
なかなかいい表現ができたので、このブログにエントリとして残しておきます。
◆
ボクは仕事が開始されると、基本的に口出しをしません。
担当者に任せているからです。
しかし、口出ししたくなることも非常に多い。
そういうときのために、始めたのが「書き残す」ということです。
まず、気をつけなければならないポイントを箇条書きしておきます。
【例】
・仕様書は書かないので、要求仕様のやり取りに注意が必要
・どの意見をコミットしたのか、バックログを取ること
・窓口担当者はひとりに決めてもらうこと
こんな感じです。
また、電話やメールでやり取りは見ていますので、
そこで「危なっかしい」ことがあると、まずメモに書きます。
◆
●月●日 ●時●分
電話の対応にて。
〜〜〜という表現をしていたが、クライアントに正しいニュアンスで伝わっていない可能性が非常に高い。もしこの誤解を放置したまま時間が経過すると、該当の機能仕様に支障が生じる恐れあり。
◆
こんな調子です。
書けばちょっとはスッキリしますw
あとはこれをいつ、どのようなかたちで担当者に伝えるか。
ボクはどこかで火種ができたときにするようにしています。
担当者から「●●の件で相談があります」と言われたら、その相談にのった後、いついつこんなやり取りをしてて疑問に感じてることがあるんだけど〜という風に。
時間を置くことで、まず「なにしとんねんっ!」っていう怒りに似た感情がなくなります。そして、注意するということは、その担当者の成長を心から望んでいるからです。こちらとしては、必ず成長の種にしてほしいと思っていますので、かなり丁寧に注意することになります。
つまり、気がついたときにその感情のまま指示してしまっては、その担当者の成長には繋がらないと思っています。
ま、ボクもたまーにやりますけど(・∀・)
そんな感じで部下に注意していたので、上記のことをボクはやってるよと伝えました。そしてきちんと伝わるように考えた表現に自画自賛ですよw
◆
経営はよくドライブに例えられます。
・目的地を設定して走りだすのは「下」
・現在地を確認して走りだすのは「中」
・リスクを想定し、複数のルートを考慮するのが経営者
そして、発生したリスクにどう対処するか。
地道を使う、遠回りして他の高速を使う、近辺で1泊するなど。
ボクはこのチョイスが経営センスなんじゃないかなーと思います。
いろんなところで経営センスの話になったりしますが、ボクにはセンスがあまりないので、複数の選択肢を必ず用意した上で、ベターはどれだ?という手法を取ります。センスがいい人は、脊髄反射で選び、必ず結果を出します。ちょっと悔しいぐらいです。
ちなみに。
ボクが自慢できる唯一のセンスは、「嗅覚」です。
経営、まったく関係ねーーー(涙)
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